病気の解説
セリアック病
受診の目安
セリアック病が気になる・症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、消化器内科を受診してください。市販薬などで改善しないときも相談の目安です。
基本
概要
セリアック病は、小麦などに含まれるグルテンというたんぱく質により、免疫系が働いて小腸の絨毛が損傷する病気です。絨毛が平坦になると栄養素の吸収がうまくいかなくなります。グルテンを取らなければ、小腸の表面は回復します。
主な症状
小児にも症状が出ることがあり、成人になってから初めて症状が現れる人もいます。症状の重さは小腸がどれだけ影響を受けているかによって異なります。
検査と診断
診断
疑いがある場合には、抗体の検査や生検、ビタミン欠乏の検査などを行います。小腸の粘膜を組織採取して顕微鏡で調べ、絨毛の平坦化が確認されれば診断が進みます。遺伝子変異の検査を行うこともありますが、陽性だからといって診断が確定するわけではありません。診断後には血液検査で欠乏している栄養素を調べます。
治療
治療
治療にはグルテンを含む食事を避けることと、ビタミン・ミネラルのサプリメントが指示されます。グルテンを避けると症状は1〜2週間程度で改善することがあります。食事の具体的な制限や栄養管理には専門家の助言が役立ちます。治療開始後3〜6か月で再検査を行うことがあります。
経過と生活
経過・予後
グルテンを避けることで多くの人は健康な生活を送れるようになります。診断を受けずに治療を行わないと、長い間に影響が続くと命に関わることもあります。セリアック病では消化管のがんリスクが高まることがありますが、グルテンを摂らない生活でリスクは低下します。
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出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。