病気の解説
漏出性便失禁
受診の目安
漏出性便失禁では、便が排便の途中または後に肛門から漏れることがあります。こうした症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、消化器内科を受診してください。市販薬などで改善しないときも相談の目安です。
基本
概要
漏出性便失禁は、便が肛門から漏れる状態を指します。原因には下痢時の一時的なことや宿便が直腸に滞留する場合、先天異常や肛門・脊髄の損傷、直腸脱、認知症、糖尿病による神経の損傷、肛門腫瘍、出産時の骨盤損傷などがあり、これらが関係して持続的になることがあります。
主な症状
便が排便の途中または後に肛門から漏れることがあります。病気の状態や体の動かし方によって出方が変わることがあります。
検査と診断
診断
診察では肛門と直腸の状態を確認します。場合によっては大腸内視鏡検査を行い、構造的な異常や神経の異常がないかを調べます。必要に応じて肛門括約筋の超音波検査、骨盤や会陰のMRI、直腸と肛門の圧力を測る検査などが行われることがあります。
治療
治療
排便を規則正しくすることから始め、肛門括約筋の運動やバイオフィードバック法を取り入れることがあります。時には薬剤や食事の工夫、坐薬や浣腸の使用もあります。便が固まりやすくなるよう水分を取り、少量の食物繊維を取り入れることも練習の一部です。規則正しい排便パターンを整えるための方法として、必要に応じてロペラミドなどの薬が用いられることがあります。
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出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。