病気の解説

リッサウイルス感染症

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緊急性の高い症状

  • コウモリなどにかまれた・ひっかかれたら、すぐに傷口を石けんと水でよく洗い、そのうえで急いで医療機関を受診してください。

出典:米国疾病予防管理センター(CDC)、厚生労働省

当てはまるときは、ためらわず 119 または救急外来へ。

受診の目安

リッサウイルス感染症(狂犬病と同じ仲間のウイルスによる病気)は、主に感染したコウモリにかまれたりひっかかれたりしてうつります。

  • 海外でコウモリやほかの動物にかまれた・ひっかかれた・素手で直接触れたときは、症状が出る前でも、できるだけ早く医療機関を受診し、傷の手当てとワクチン接種(暴露後接種)について相談してください。現地にいる場合は現地の医療機関を受診します。
  • 帰国するときは、空港の検疫所(健康相談室)に申し出てください。
  • 受診先は、傷の処置ができる医療機関(救急外来、感染症内科など)です。
  • 動物との接触のあとに発熱・不安感・水を怖がる・まひ・幻覚などが出たときは、すぐに医療機関を受診し、接触した動物と場所を伝えてください。

症状が出てからでは治療が難しいため、接触した時点での対応が大切です。発熱などの症状だけで病名は判断できません。

出典:米国疾病予防管理センター(CDC)、厚生労働省

基本

概要

リッサウイルス感染症は、リッサウイルス属のウイルスを病原体とする感染症です。主な感染経路は、ウイルスに感染したコウモリの咬傷とされています。発熱などのかぜ症状で始まり、不安感や恐水症、麻痺、幻覚といった神経症状を経て、昏睡から呼吸障害で死亡に至ることもあるとされています。日本では国内のコウモリなどからの分離報告はなく、患者の報告もありません。

主な症状

発熱などのかぜ症状から始まり、不安感、恐水症、麻痺、幻覚といった神経症状を呈します。臨床像としては昏睡へ移行し、呼吸障害が出ることもあり、死亡につながることがあるとされています。潜伏期間はおおよそ20日から90日程度と記載されています。

原因

原因はリッサウイルス属のウイルスであるとされます。感染経路として主なものは、ウイルスに感染したコウモリによる咬傷です。

病態

リッサウイルスはラブドウイルス科リッサウイルス属の1本鎖RNAウイルスです。臨床的には神経症状が特徴で、発現の経過の詳細は本項目の範囲には含まれる情報の範囲内です。

リスク因子

特定のリスク因子としては、コウモリとの接触が挙げられます。日本国内では報告はなく、海外ではコウモリ由来の分離報告が中心です。

検査と診断

検査

発症後の診断には唾液や髄液を用いたウイルス遺伝子検出・ウイルスの分離・同定、うなじ毛根部を用いたウイルス抗原検出が行われます。死後の診断には脳組織が用いられます。

診断

臨床症状だけでは狂犬病と区別することが難しいとされています。診断は発症後の検査や、死後の検査によって確定されます。

鑑別

臨床像は発熱や神経症状などで狂犬病と区別が難しいことがあると記されています。

経過と生活

予防

予防としては、流行地域での動物との接触を避けることが挙げられます。もし流行地域でウイルス感染が疑われる動物に咬まれたり引っかかれたりした場合は、傷口を石鹸と水でよく洗い流すことが推奨されています。国内で承認されたワクチンはないとされています。

経過・予後

昏睡から呼吸障害により死亡することがあるとされています。临床経過としては死に至ることもあると記載されています。

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出典

参考: JIHS(旧NIID)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
受診の目安の出典:CDC: About Rabies / 厚生労働省:狂犬病に関するQ&A(2026-10-13 確認)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。