病気の解説
菌血症
緊急性の高い症状
- 感染症にかかっているときに、混乱する・意識がおかしい、息苦しい・呼吸が速い、脈が速い・弱い、皮膚が冷たく汗ばむ、強い痛みや非常につらい感じがあるときは、敗血症のおそれがあります。すぐに救急を受診するか、119番で救急車を呼んでください。
出典:CDC: About Sepsis、MedlinePlus: Sepsis
当てはまるときは、ためらわず 119 または救急外来へ。
受診の目安
菌血症は血液の中に細菌が入った状態で、敗血症という命に関わる状態に進むことがあります。感染症がある方で、発熱や寒気が出たときや、感染症がよくならない・悪くなっていくときは、早めに医療機関(内科、または治療中の診療科)を受診してください。
症状だけで病名を判断することはできません。気になる症状があれば医療機関で診察を受けてください。
出典:CDC: About Sepsis、MedlinePlus: Sepsis
基本
概要
菌血症は、血液の中に細菌が入り込んだ状態のことです。日常的な出来事や医療的な処置、歯科処置、あるいは感染がある部位から細菌が血流へと入ることで起こることがあります。出典には、日常の激しい歯磨きや腸からの細菌の血流への流入、カテーテルやチューブの挿入、傷口の感染などが原因として挙げられています。体の状態や原因によって症状の有無や重さが異なります。
主な症状
歯科処置などの日常的な出来事が原因の菌血症では通常症状が出ないことがあります。別の原因による菌血症では、発熱、心拍数の上昇、悪寒、低血圧、腹痛や吐き気などの消化管症状、呼吸数の増加、意識の混乱などが見られることがあり、それが敗血症や敗血症性ショックの可能性を示唆します。
検査と診断
診断
菌血症や敗血症が疑われる場合には、血液サンプルを採取して培養検査を行い、細菌の同定を試みます。必要に応じて尿や喀血など他のサンプルからも培養することがあります。
治療
治療
感染症や敗血症が起きた場合には抗菌薬による治療が行われます。医師は感染巣の除去が必要と判断した場合にはカテーテルなどの処置を行います。
経過と生活
予防
菌血症のリスクが高い場合には、心臓弁や人工関節などの特定の心疾患を持つ人では、歯科的処置や感染した傷口の外科的処置を受ける前に抗菌薬を投与することがあります。抗菌薬は菌血症とそれに伴う感染症の予防に役立つとされています。
感染症内科で扱うほかの病気
出典
参考: 菌血症 - 16. 感染症 - MSDマニュアル家庭版(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
受診の目安の出典:CDC: About Sepsis / MedlinePlus: Sepsis(2026-10-13 確認)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。