病気の解説
一酸化炭素中毒
別名:CO中毒
緊急性の高い症状
同じ場所にいる複数の人が頭痛・吐き気・めまいを訴える、意識がもうろうとするときは、ただちに新鮮な空気の場所へ移り救急(119)を要請してください。
当てはまるときは、ためらわず 119 または救急外来へ。
受診の目安
暖房器具や発電機の使用中に頭痛・吐き気・めまいが出たときは、すぐに換気し屋外へ出てください。
基本
概要
一酸化炭素中毒は、体内に一酸化炭素が取り込まれることで起こります。軽度の中毒では頭痛や吐き気、めまいなどがみられ、回復には新鮮な空気を吸うことが多いとされています。中等度以上では判断力の低下や意識の乱れ、けいれん、胸痛や息切れ、低血圧、昏睡などが起こり、自力で動けなくなることがあります。重度の場合は死亡のリスクが高いとされ、回復しても後になって記憶障害や運動障害などの症状が現れることがあります。眠気を中毒の症状と認識できず、軽度の中毒が長く続くと重症につながることがある点にも注意が必要です。暖房器具の使用で長時間 exposure している場合、インフルエンザなどの病気と誤解されることもあります。
検査と診断
診断
診断は血液検査で血中の一酸化炭素濃度を測ることによって行います。症状があいまいな場合には、同じ住居で家族全員にインフルエンザ様の症状が同時にみられると、一酸化炭素曝露が疑われます。
治療
治療
治療としては新鮮な空気を取り入れ、酸素を吸入します。重度の中毒では高濃度の酸素を投与することがあります。酸素は血液中の一酸化炭素を減らすのに役立ち、症状を緩和します。高圧酸素療法は中等度以上の中毒や妊婦の場合に考慮されることがあります。
経過と生活
予防
予防のポイントは、室内で燃焼しているものの設置と換気を適切に行うことです。換気が難しい場合は窓を開けて外に排気します。排気口は定期的に点検し、ひび割れや裂け目がないか確認します。空気中の一酸化炭素を検出する検知器を設置する家庭も増えています。疑いがある場合は窓を開けて外に出て原因を調べ、検知器の設置が推奨されています。
一般内科・総合診療科で扱うほかの病気
出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。