病気の解説

下垂体機能低下症

別名:シモンズ病

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受診の目安

下垂体機能低下症の症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、内分泌・代謝内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。

基本

概要

下垂体機能低下症は稀な病気で、いくつかの要因によって下垂体の働きが低下します。主な原因として炎症性疾患や下垂体腫瘍、下垂体への血流の減少などが挙げられます。

主な症状

症状は不足している下垂体ホルモンの種類によって異なり、突然に現れることもあれば、徐々に進むこともあります。1種類のホルモンの不足だけでなく、複数のホルモンの量が同時に減る場合が多いです。甲状腺刺激ホルモンや副腎皮質刺激ホルモンが減る前に、成長ホルモン、黄体形成ホルモン、卵胞刺激ホルモンが減少することがよくあります。

検査と診断

診断

診断を考えるときは、ホルモンを測る血液検査と、画像検査を行います。下垂体が刺激する内分泌腺のホルモンが不足していれば、他の内分泌腺のホルモンも減ることがあるためです。症状からいくつかの内分泌腺の機能低下が想定される場合には、下垂体機能低下症または多腺性機能不全症候群が疑われます。評価では、下垂体で作られるホルモンと、標的器官で作られるホルモンの量を同時に測定します。典型的には甲状腺刺激ホルモン、プロラクチン、黄体形成ホルモン、卵胞刺激ホルモンと、甲状腺ホルモン、テストステロン(男性)、エストロゲン(女性)などを確認します。下垂体機能低下が甲状腢機能低下症を起こしている場合と、甲状腺自体の問題が原因の場合では結果が異なります。なお、成長ホルモンが単独で正確に分かる血中濃度はありません。

治療

治療

治療は原因の治療と、不足しているホルモンの補充を行います。可能な場合には原因の治療を優先し、欠乏しているホルモンの補充を行います。

使われる薬

プロラクチンを分泌する腫瘍がある場合には、ドパミンに似た作用をもつ薬剤(ブロモクリプチンやカベルゴリン)を用いて腫瘍を縮小させ、プロラクチンの量を減らします。

手術・処置

原因が腫瘍の場合は、腫瘍の外科的切除が第一の選択になることがあります。切除は鼻から行う経蝶形骨手術で行われることが多いです。手術のほか、超高圧X線や陽子線による照射で腫瘍を破壊することもあります。

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出典

参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。