病気の解説

単純性顔面粃糠疹

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受診の目安

  • 子どもの頬やあごなどに、白っぽくぼんやりした部分が出て、気になるとき
  • 白い部分が広がる、数が増える、かゆみや赤みが強いとき
  • 境目がくっきりした真っ白な部分がある、顔以外にも広がるなど、様子がいつもと違うとき

相談先は皮膚科(子どもは小児科でも相談できます)です。肌の色が白く抜ける病気はほかにもいくつかあり、見た目だけでは区別がつきにくいため、自己判断はせず診察を受けましょう(DermNet)。カビ(真菌)による病気と間違えられやすいことも知られています(シンガポール国立大学病院機構)。

基本

単純性顔面粃糠疹とは

単純性顔面粃糠疹(「はたけ」とも呼ばれます)は、主に子どもの顔に、細かい皮むけを伴う白っぽい斑ができる皮膚の病気です。軽い湿疹(皮膚炎)の一種と考えられています(DermNet)。おおむね3〜16歳ごろの子どもに多く、男女差はないとされます(DermNet)(シンガポール国立大学病院機構)。うつる病気ではなく、体に害のない状態とされています(シンガポール国立大学病院機構)。

主な症状

  • 頬やあごを中心に、丸や楕円形の、境目のはっきりしない白っぽい斑ができます。首や肩、二の腕に出ることもあります(DermNet)。
  • はじめは少し赤みがあり、やがて白っぽく粉をふいたようになり、最後は皮むけのない白い斑として残ってから、少しずつ元の色に戻っていきます(DermNet)。
  • かゆみはないか、あっても軽いことがほとんどです(DermNet)(シンガポール国立大学病院機構)。
  • 夏は日焼けで周りの肌が濃くなるため白さが目立ち、冬は乾燥して皮むけが目立ちやすくなります(DermNet)。

原因・なりやすい要因

はっきりした原因はわかっていません。乾燥肌やアトピー性皮膚炎の子どもによくみられることが知られています(DermNet)。紫外線や入浴習慣、皮膚の常在菌などとの関係も調べられていますが、確かめられてはいません(DermNet)。

検査と診断

診断

多くは見た目と経過から診断されます。似た病気と区別するために、皮膚の表面を少し取ってカビがいないかを顕微鏡で調べたり、特殊な光を当てて観察したりすることがあります(DermNet)。

治療

治療

症状がなければ、治療をしなくてもよいとされます(DermNet)(シンガポール国立大学病院機構)。

  • 保湿:乾燥や皮むけには、保湿剤が役立つことがあります(DermNet)。
  • 塗り薬:赤みやかゆみがある場合には、弱いステロイドの塗り薬などが使われることがあります(DermNet)(シンガポール国立大学病院機構)。

カビによる病気ではないため、カビの薬(抗真菌薬)は効きません。自己判断で水虫などの薬を塗らないようにしましょう(シンガポール国立大学病院機構)。

日常生活の注意・セルフケア

医療機関の指示を優先したうえで、乾燥する季節は保湿を心がけます(DermNet)。日焼け止めで周りの肌が日焼けするのを抑えると、白い部分が目立ちにくくなる可能性があります(DermNet)。

経過と生活

経過

ゆっくりですが自然に治っていくとされます(シンガポール国立大学病院機構)。治るまでの期間は平均して1年ほどですが、数か月で治る子もいれば、2〜3年かかる子もいます。肌の色は少しずつ元に戻ります(DermNet)。

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出典

DermNet「Pityriasis alba」 / シンガポール国立大学病院機構(NUHS)「Pityriasis Alba (Children)」
内容の確認日:2026-10-13(次回確認予定 2027-04-13)。複数の公的情報源の事実をもとに medimichi が独自にまとめています。

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。