病気の解説
大腿骨頭すべり症
受診の目安
大腿骨頭すべり症では、最初は股関節のこわばりや痛みが出ることがあり、痛みは膝や太ももに感じられることもあります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、小児科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
大腿骨頭すべり症は、成長板の脆弱化が原因となって起こることが多いと考えられています。思春期におけるホルモンの変化や肥満、外傷、股関節の変形などが影響する可能性があります。ずれが生じると血液の供給が途切れ、壊死してつぶれることがあります。
主な症状
最初は股関節のこわばりや痛みが出ることがあり、痛みは膝や太ももに感じられることもあります。安静にすると楽になることがあり、歩いたり動かすと悪化します。やがて脚を引きずるようになり、股関節から太ももの内側を通って膝へ痛みが広がることがあります。発症した側の脚は外側へねじれることがあります。
検査と診断
診断
診断にはX線検査を基本として、時にはMRI検査や超音波検査が用いられます。治療方針は早期ほど良い場合が多く、時間が経つと治療が難しくなることがあります。X線検査では両方の股関節を撮影し、患部で大腿骨頭がずれたり分離したりしている様子を確認します。超音波検査やMRI検査は、X線で異常が見られない場合にも役立つことがあります。
治療
治療
治療の基本は手術です。通常は、ずれている大腿骨頭の縁をそろえ、金属製のネジなどで固定する手術が行われます。治癒するまでの間は、患側の脚に体重をかけないようにする必要があります。
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出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。