病気の解説
妊娠関連深部静脈血栓症
緊急性の高い症状
突然の息苦しさや胸の痛み、失神、片脚の腫れや痛みに続く呼吸困難があるときは、ただちに救急(119)を要請してください。
当てはまるときは、ためらわず 119 または救急外来へ。
受診の目安
妊娠関連深部静脈血栓症では、脚の静脈に血栓ができると、ふくらはぎがむくんだり、痛みや圧痛、熱感が生じることがあります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、産婦人科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
妊娠関連深部静脈血栓症は、妊娠中や出産後に発生する可能性のある病気です。この病気は、血液が静脈内で固まり、血栓が形成されることによって起こります。血栓ができると、血流が妨げられ、さまざまな症状や合併症を引き起こすことがあります。
主な症状
妊娠関連深部静脈血栓症の患者の約半数は無症状ですが、症状が現れる場合もあります。脚の静脈に血栓ができると、ふくらはぎがむくんだり、痛みや圧痛、熱感が生じることがあります。また、足首や太ももにもむくみが見られることがあります。血栓が肺に移動すると、胸の痛みや息切れが起こることもあります。
原因
妊娠関連深部静脈血栓症の主な原因には、静脈の内壁の損傷、血液が凝固しやすい状態、血流速度の低下が含まれます。妊娠中は、これらの要因が影響しやすくなります。
検査と診断
診断
妊娠関連深部静脈血栓症の診断には、ドプラ超音波検査や血液検査が用いられます。血液検査では、血栓から放出されるDダイマーという物質の濃度を測定します。症状が軽い場合や無症状の場合は、診断が難しくなることがあります。
治療
治療
妊娠関連深部静脈血栓症の治療では、主に抗凝固薬が使用されます。これにより血液がサラサラになり、新たな血栓の形成を防ぎます。入院治療が必要な場合もありますが、症状が軽減すれば自宅での治療が可能です。
経過と生活
合併症
妊娠関連深部静脈血栓症の合併症には、肺塞栓症や慢性静脈不全症、脚の血流不足による痛みやむくみなどがあります。特に肺塞栓症は、血栓が肺の動脈に詰まることで発生し、生命を脅かす可能性があります。
予防
妊娠関連深部静脈血栓症のリスクを減らすためには、体を動かすことが大切です。特に長時間の飛行機旅行や手術を受ける場合は、脚を挙げたり、足首を動かしたりする運動を行うことが推奨されます。
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出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。