病気の解説
完全大血管転位症
受診の目安
完全大血管転位症では、呼吸困難、チアノーゼ(皮膚や唇が青紫色になること)、疲れやすさなどがあります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、循環器内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
完全大血管転位症は、心臓の大血管が正常とは逆の位置に配置される先天性の心疾患です。この病気は、心室中隔欠損の有無によってⅠ型、Ⅱ型、Ⅲ型に分類されます。治療法はそれぞれ異なり、早期の外科手術が必要です。
主な症状
完全大血管転位症の主な症状には、呼吸困難、チアノーゼ(皮膚や唇が青紫色になること)、疲れやすさなどがあります。これらの症状は、心臓が正常に機能しないために血液の酸素供給が不十分になることから生じます。
原因
完全大血管転位症の原因は、遺伝的要因や環境要因が複雑に絡み合った多因子遺伝と考えられています。親が先天性心疾患を持つ場合、子供が同様の疾患を持つ可能性はありますが、必ずしも遺伝するわけではありません。
治療
治療
完全大血管転位症の治療法は、病型によって異なります。Ⅰ型とⅡ型では新生児期に大血管スイッチ術が行われ、Ⅲ型では幼児期にラステリ手術が実施されます。手術ができない場合は、心房位転換術が考慮されます。手術後は、定期的な検査が必要です。
経過と生活
経過・予後
完全大血管転位症の予後は、病型によって異なります。Ⅰ型とⅡ型では、適切な手術を受けた場合、長期的な予後は良好です。しかし、Ⅲ型や心房位転換術後の患者は、成人期に心機能の低下や不整脈のリスクが高くなるため、定期的な受診が重要です。
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出典
参考: 完全大血管転位症(指定難病209) – 難病情報センター(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。