病気の解説

横隔膜ヘルニア

まず相談する診療科小児科
この解説の項目5項目

受診の目安

横隔膜ヘルニアでは、出生前の検査で発見されることがあり、出生後には呼吸障害が生じることがあるため、酸素投与などの管理が必要になることがあります。症状が強い・急に悪化する・なかなか治らないときは、早めに小児科を受診してください。気になるときは放置せず相談してください。

基本

概要

横隔膜ヘルニアは、横隔膜の穴から腹部の臓器が胸の中に入ってしまう先天的な状態です。出生前には胎児検査で発見されることがあり、出生後は胸のX線検査やCT・MRIで詳しく調べます。心臓の検査として心エコー図が行われ、心臓の異常や機能の問題を確認することがあります。

主な症状

出生前の検査で発見されることがあり、出生後には呼吸障害が生じることがあるため、酸素投与などの管理が必要になることがあります。胸部に腸などの腹部臓器が入り込んでいる様子がX線などで確認されることがあります。

検査と診断

診断

出生前の超音波検査と胎児MRI、出生後の胸部X線検査、CT検査、MRI検査、心エコー図などを組み合わせて診断します。胎児の肺の発育状態などを詳しく調べるためにMRIが用いられることがあります。

治療

治療

出生前に診断された場合には胎児手術の可能性があり、胎児鏡下腔内気管閉塞術(FETO)と呼ばれる処置が行われることがあります。出生後はヘルニアを修復する手術が必要となり、呼吸障害がある場合には酸素投与や人工呼吸器が使われます。重度の呼吸障害では体外式膜型人工肺(ECMO)が使われることがあります。

小児科で扱うほかの病気

出典

参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。