病気の解説
毛虫皮膚炎
受診の目安
毛虫皮膚炎では、有毒毛に触れた部位に赤みや痛み、湿疹様の発疹が現れます。こうした症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、皮膚科を受診してください。市販薬などで改善しないときも相談の目安です。
基本
概要
毛虫皮膚炎は、蛾や蝶の幼虫(毛虫)が持つ有毒毛に触れたり、風で飛んできた有毒毛に触れたりすることで起こる皮膚の炎症です。原因となる毛虫は約50種類といわれ、首や腕など衣服で覆われていない部分に赤みや痛み、湿疹のような発疹が現れることが特徴です。虫刺され時には患部を掻かないようにし、有毒毛を粘着テープで取り除く、流水で洗い流すといった対処を行います。症状が弱い場合には市販のステロイド外用薬で改善が期待できます。症状が強い場合や改善しない場合は医療機関を受診します。
主な症状
有毒毛に触れた部位に赤みや痛み、湿疹様の発疹が現れます。毒針毛の場合は触れてから数時間後に赤みやかゆみ、腫れが出ることがあります。擦ったり掻くと症状が広がることもあります。ドクガ類の刺傷ではアレルギー反応により経過が異なることがあります。イラガ類の毒棘に触れた場合は触れた瞬間から強い痛みが生じます。重篤なアレルギー反応としてアナフィラキシーショックが起こることもあります。
検査と診断
診断
診断は、症状と虫に刺された状況を問診・視診で判断します。特別な検査は一般的には行われません。
治療
治療
自覚がある場合は有毒毛を粘着テープで取り除く、患部を流水で洗い流すといった対処が重要です。赤みやかゆみには市販のステロイド外用薬が使われることがありますが、5~6日使用しても改善しない場合や痛みが強い、アナフィラキシーショックの疑いがある場合は医療機関を受診します。医療機関では症状に応じてステロイド薬や抗ヒスタミン薬の内服薬が用いられることがあります。
経過と生活
予防
原因となる毛虫に近づかないことが予防につながります。サザンカやツバキなどの植物に毛虫がいる場合は近づかないようにします。屋外活動時には長袖・長ズボン・スカーフ・軍手などで肌の露出を避けると良いでしょう。庭に毛虫が付着しやすい植物がある場合には薬剤の散布や剪定を行うことも有効とされています。
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出典
参考: Medical Note(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。