病気の解説
洗剤中毒
緊急性の高い症状
誤って口にした・吸い込んだ・皮膚や目に付いたときは、量にかかわらず受診してください。意識がもうろうとする・呼吸が苦しい・けいれん・嘔吐が続くときは、ただちに救急(119)を要請してください(中毒110番も利用できます)。
当てはまるときは、ためらわず 119 または救急外来へ。
受診の目安
洗剤中毒では、吐き気や嘔吐、腹痛、下痢などがあります。症状が強い・急に悪化する・なかなか治らないときは、早めに一般内科・総合診療科を受診してください。気になるときは放置せず相談してください。
基本
概要
洗剤中毒とは、洗剤が体内に大量に取り込まれることで起こる中毒のことです。別名、界面活性剤中毒とも呼ばれます。洗剤中毒は、洗濯用や食器洗い用、液体石けんなど、さまざまな種類の洗剤によって引き起こされる可能性があります。特に、誤飲が多く見られ、お子さんや認知症の方が飲み物と間違えて洗剤を飲んでしまうことがあります。また、皮膚や目に洗剤が大量にかかることでも症状が現れることがあります。
主な症状
洗剤中毒の主な症状には、吐き気や嘔吐、腹痛、下痢などがあります。洗剤が口から摂取された場合、洗剤の不快な味から吐き出されることが多いですが、意図的に多量に摂取した場合は、より深刻な症状が現れることがあります。また、皮膚や目に洗剤がかかると、かゆみや赤み、痛みを伴うことがあります。
原因
洗剤中毒の原因となる物質は、界面活性剤という化学物質です。界面活性剤は、油汚れを落とすために洗剤に含まれており、油分を内側に閉じ込めて水と馴染む性質を持っています。このため、食器や衣服、車などの汚れを落とすことができますが、人体に触れると細胞膜を壊し、さまざまな障害を引き起こす可能性があります。
検査と診断
検査
洗剤中毒の診断には、患者やその家族からの情報が重要です。具体的には、洗剤のボトルの内容量が減っていることや、患者の近くに洗剤のボトルがあったこと、口元に泡が見られることなどが診断の手がかりになります。一般的な検査としては、血液検査や尿検査、心電図検査が行われ、吐物が肺や気管支に流れ込んでいないかを確認するために胸部レントゲンやCT検査が行われることもあります。
治療
治療
洗剤を飲んでから1時間以内におう吐がなければ、治療が必要なほどの量を飲んだとは考えにくいです。この場合、危険な状態になることは少ないとされています。目や皮膚に洗剤がかかった場合は、流水でよく洗い流すことが重要です。大量に飲んでしまった場合は、飲んでから数分以内であれば、牛乳や卵白を飲ませることで毒性を緩和することができます。治療は、血液検査や心電図、胸部レントゲン検査の結果に基づいて行われます。
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出典
参考: Medical Note(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。