病気の解説
老眼
受診の目安
- 本やスマートフォンの文字を、以前より離さないと読めなくなったとき
- 近くを見る作業のあとに、目の疲れや頭痛が出やすくなったとき
- 今の眼鏡やコンタクトレンズで、手元が見えにくくなってきたとき
- ぼやけ・かすみ・二重に見える・光のまわりににじみが見えるなどの見え方の変化があるとき
相談先は眼科です。見えにくさの原因は老眼だけとは限らず、自覚症状だけでは区別できません。目の検査で、ほかの目の病気がないかも含めて確かめてもらうことが勧められます(NEI)(MedlinePlus)。見え方の変化は最初は気づきにくいため、定期的な目の検査が大切とされています(MedlinePlus)。
基本
老眼とは
老眼(医学的には「老視」)は、年齢とともに近くのものにピントを合わせにくくなる状態です。目の中でレンズの役目をする水晶体が、近くを見るときにうまく形を変えられなくなることで起こります(NEI)(MedlinePlus)。病気というより自然な加齢の変化で、年を重ねればほぼすべての人に起こるとされます(NEI)。一般に45歳ごろから始まるとされています(NEI)(MedlinePlus)。
主な症状
- 手元の細かい字が読みにくくなります(NEI)。
- 読むものを腕をのばして遠ざけると見やすくなります(NEI)。
- 近くを見続けると、目の疲れや頭痛が起こることがあります(NEI)。
症状は年齢とともに少しずつ進みますが、65歳ごろを過ぎると、たいていそれ以上は進まなくなるとされます(NEI)。
原因
若いうちの水晶体はやわらかく、見る距離に合わせて厚みを変えてピントを調節しています。年齢を重ねると水晶体がかたくなって弾力を失い、近くのものに焦点を合わせられなくなるため、手元がぼやけて見えます(NEI)(MedlinePlus)。
同じく手元が見えにくくなる「遠視」とは別のものとされています。近視や遠視、乱視がある人にも老眼は重なって起こります(NEI)。
検査と診断
診断
眼科での目の総合的な検査で調べます。いろいろな距離での見え方を、眼鏡などがある場合とない場合で確かめ、必要に応じて瞳を広げる目薬を使って、ほかの目の病気がないかも確認します(MedlinePlus)。検査は痛みのない簡単なものとされています(NEI)。
治療
対処・治療
- 初めのうち:読むものを少し離す、文字の大きい本を選ぶ、パソコンの文字を大きくする、明るい照明の下で読む、といった工夫で過ごせることがあります(NEI)。
- 眼鏡・コンタクトレンズ:進んできたら、近くを見るための眼鏡やコンタクトレンズを使います。市販の老眼鏡を使う人もいれば、眼科で処方を受けて作る人もいます(NEI)。
- 手術:一部の人では手術が選ばれることもあります(MedlinePlus)。
どの方法が合うかは、見え方や生活のしかたによって違うため、目の専門家と相談して決めるとよいとされます(MedlinePlus)。
眼科で扱うほかの病気
出典
米国国立眼研究所(NEI)「Presbyopia」 / MedlinePlus「Refractive Errors」
内容の確認日:2026-10-13(次回確認予定 2027-04-13)。複数の公的情報源の事実をもとに medimichi が独自にまとめています。
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。