病気の解説

角膜内皮障害

まず相談する診療科眼科
この解説の項目5項目

受診の目安

角膜内皮障害では、内皮がむくみ始める前は特に自覚症状がありません。こうした症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、眼科を受診してください。市販薬などで改善しないときも相談の目安です。

基本

概要

角膜内皮は角膜の最も内側にある層で、透明さを保つために欠かせません。一度障害を受けると再生せず、周囲の細胞が広がって補います。内皮細胞が少なくなると角膜がむくみ、透明性が保てなくなることがあります。これを水疱性角膜症と呼ぶことがあります。

主な症状

内皮がむくみ始める前は特に自覚症状がありません。むくみが出ると視界がかすむことがあります。さらに進行すると角膜表面の細胞がはがれやすくなり、強い眼の痛みを感じることがあります。

原因

角膜内皮が障害される原因には、内眼手術やレーザー治療、急激な眼圧の上昇、眼の外傷、ぶどう膜炎などの眼の炎症、先天性の状態、コンタクトレンズによる酸素不足などが挙げられます。

治療

治療

症状がなければ治療は必要ありません。むくみが軽い場合は点眼薬でむくみを緩和することがあります。痛みが出た場合は治療用のソフトコンタクトレンズが効果的なことがあります。これまでに進行している場合は角膜内皮移植術(DSAEKやDMEK)や全層角膜移植術が選択されることがあります。内皮細胞の再生を促す治療法は現在のところありません。

眼科で扱うほかの病気

出典

参考: 日本眼科学会(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。