病気の解説

肝包虫症

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受診の目安

肝包虫症では、嚢胞は長い間症状を示さないこともあり、嚢胞が大きくなるにつれて肝臓の痛みや腹部の腫れ、肺の嚢胞では血痰や胸痛、咳といった症状が現れることがあります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、感染症内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。

基本

概要

肝包虫症は、嚢胞をつくる寄生虫の感染で、主に肝臓や肺に嚢胞が大きくなることがあります。感染は汚染された食べ物の摂取をきっかけに起こり、家畜と関係の深い条虫が原因となることが多いです。嚢胞は長い時間をかけて成長することがあり、場所や大きさによって症状が現れることがあります。地域によっては子どもや若い人がかかりやすいとされています。原因となる主な条虫には、E. granulosus と E. multilocularis が挙げられ、犬や野生動物との関係が指摘されています。予防には野生動物との接触を避け、ペットの手入れ後の衛生を保つことが挙げられます。

主な症状

嚢胞は長い間症状を示さないこともあり、嚢胞が大きくなるにつれて肝臓の痛みや腹部の腫れ、肺の嚢胞では血痰や胸痛、咳といった症状が現れることがあります。嚢胞が破裂すると強いアレルギー反応を起こすことがあります。

検査と診断

検査

医師は身体検査と症状の確認を行い、嚢胞を調べる検査としてX線、心エコー、CTや超音波、PETスキャン、血液検査(肝機能検査など)、ELISAといった検査が用いられることがあります。必要に応じて細針吸引生検が行われることもあります。多くの場合、嚢胞は症状を引き起こさず、画像検査の偶然発見で見つかります。

治療

治療

治療としては、薬による駆虫が選択されることがあります。嚢胞の内容を取り出すような手技を行う場合もあり、内容物を抜いた後に薬を投与します。この治療は肺の嚢胞には適用されない場合があります。大きい嚢胞や感染した嚢胞、心臓や脳など別の臓器にある嚢胞は手術が検討されることがあります。

経過と生活

予防

CEおよびAEを予防するためには、野生動物との距離を保つ、野良犬との接触を避ける、ペットの犬や猫を飼育した後は食べ物を扱う前に手をきれいに洗うといった衛生習慣が挙げられます。

経過・予後

嚢胞が経口薬に反応する場合には、予後が良好となる可能性があるとされています。

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出典

参考: MedlinePlus: Echinococcosis(英語の信頼できる医療情報源を、意味を変えない検証済みの翻訳で再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。