病気の解説
鼠咬症
別名:鼠咬熱、鼡咬症
受診の目安
鼠咬症では、レンサ桿菌型の場合、悪寒、発熱、嘔吐、頭痛、背部痛、関節痛などの症状が見られます。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、感染症内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
鼠咬症は、ネズミに咬まれることによって感染する病気です。主に2つのタイプがあり、レンサ桿菌型とらせん菌型に分けられます。これらのタイプは共通する症状を持ちながらも、いくつかの違いがあります。感染は通常、野生のネズミによる咬傷によって引き起こされますが、無殺菌の牛乳を摂取することでも感染することがあります。
主な症状
鼠咬症の症状は、咬傷から1~22日(通常は7日未満)の潜伏期の後に現れます。レンサ桿菌型の場合、悪寒、発熱、嘔吐、頭痛、背部痛、関節痛などの症状が見られます。さらに、手足に麻疹様の発疹が出現することもあります。らせん菌型では、咬傷部の炎症が再発し、回帰性の発熱やリンパ節の腫れが見られます。全体的には、発熱が一般的ですが、関節炎はまれです。
原因
鼠咬症は、主にネズミの咬傷によって引き起こされます。レンサ桿菌型は、健康なネズミの口腔に生息する細菌によって感染します。一方、らせん菌型は、グラム陰性のらせん状桿菌によって引き起こされ、主に大型のネズミによる咬傷を介して感染します。これらの細菌は、咬傷による創傷を通じて体内に侵入します。
検査と診断
検査
鼠咬症の診断には、いくつかの検査が行われます。レンサ桿菌型の場合、血液や関節液の培養検査が行われ、細菌を増殖させて分析します。らせん菌型の場合は、咬傷部や感染したリンパ節からのサンプルを顕微鏡で観察し、細菌を特定します。血清学的検査やPCR検査も有用で、これにより細菌の遺伝物質を検出することができます。
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出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。