病気の解説
虚血性視神経症
受診の目安
虚血性視神経症では、視力は急に落ちることが多く、痛みは usually ありません。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、眼科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
虚血性視神経症は、眼の内側にある視神経の部分への血液供給が一時的に不足して起こる病気です。非動脈炎性と動脈炎性の2つのタイプがあり、それぞれ原因や症状の現れ方が異なります。主な危険因子には高血圧や喫煙、糖尿病、動脈硬化などが挙げられ、閉塞性睡眠時無呼吸や特定の薬の使用も関係する可能性があります。動脈炎性の場合は、側頭動脈炎(巨細胞性動脈炎)が特に多く、血管の炎症により視神経への血流が悪くなることが要因です。
主な症状
視力は急に落ちることが多く、痛みは usually ありません。非動脈炎性では多くが片眼、動脈炎性では両眼に影響することがあります。視力の回復の程度はさまざまです。巨細胞性動脈炎の患者は、年齢が高いことが多く、顎が噛みしめられる時の痛みや頭痛、髪の毛をとかすときの頭皮痛などの症状がみられることがあります。
検査と診断
診断
診断には視野検査や眼底検査が含まれ、眼球の内側の視神経乳頭が腫れて見えることがあります。巨細胞性動脈炎が疑われる場合は血液検査や生検が行われ、赤血球沈降速度(ESR)やCRPなどの炎症の指標が用いられます。必要に応じてMRIやCTで他の原因を除く検査も行われます。側頭動脈炎が疑われる場合は直ちに治療を開始します。
治療
治療
非動脈炎性虚血性視神経症では、動脈硬化の危険因子をコントロールします。動脈炎性虚血性視神経症ではコルチコステロイドなどの薬物治療が用いられ、場合によりトシリズマブが追加されることがあります。治療を行っても失われた視力が完全に回復するわけではないことがありますが、適切な治療により健側眼を守ることが重視されます。血圧や糖尿病の管理、他の原因の治療も含まれます。
経過と生活
経過・予後
非動脈炎性虚血性視神経症では、治療が効果的でない場合が多いですが、最大で軽度の視力改善が自然にみられることがあります。再発は片眼で起こることが多いものの、もう一方の眼が影響を受けることもあります。巨細胞性動脈炎による場合は視力障害が大きくなりやすく、治療は健側眼を保護することが重要です。
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出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。