病気の解説
黄体機能不全
受診の目安
黄体機能不全では、月経不順や不正出血が挙げられます。こうした症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、産婦人科を受診してください。市販薬などで改善しないときも相談の目安です。
基本
概要
黄体機能不全は、黄体という卵巣の組織から分泌されるエストロゲンとプロゲステロンの量が不足したり、子宮内膜がこれらのホルモンに十分反応できなくなる状態です。黄体は排卵後にでき、月経周期に合わせて子宮内膜を整え、受精卵が着床しやすい状態にします。黄体機能不全では黄体期が安定せず、月経不順や不正出血がみられることがあります。妊娠の成立が難しくなることや、不妊・不育の原因になることもあります。
主な症状
主な症状として月経不順や不正出血が挙げられます。黄体期が短縮するため、月経が短い周期で起こることがあります。不正出血は器質的な異常がない場合が多いとされています。子宮内膜の分泌期変化が正常でないため、不妊や不育の原因になることもあります。
検査と診断
診断
診断は黄体期の血中プロゲステロン量や基礎体温の高温相の長さなどから行われます。一般的には、黄体期中期の血中プロゲステロン値が10ng/mL未満、基礎体温の高温相が12日未満といった条件が参考にされます。ただし排卵周期によって状態は異なるため、必ずしも毎回同じ結果にはなりません。
鑑別
本情報は黄体機能不全に関する記述のみを扱います。
治療
治療
治療には黄体賦活療法と黄体ホルモン補充療法がありますが、有効性は確立されていないため、医師とよく相談して決めます。高プロラクチン血症がある場合はその治療を行います。ほかにも、不妊治療として排卵誘発法や体外受精などが検討されることがあります。
使われる薬
高プロラクチン血症に対してはドパミン作動薬が用いられることがあります。排卵誘発法ではクロミフェンクエン酸塩やヒト絨毛性性腺刺激ホルモンなどが使われ、黄体期を延長させる効果が期待されます。
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出典
参考: Medical Note(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。