じんま疹
じんま疹は、かゆみを伴うわずかに盛り上がった赤い発疹が、体のあちこちに現れては消える病気です。多くは一時的なものですが、原因や症状によっては医療機関での診察や注意深い経過観察が必要になります。
とは
じんま疹は、皮膚の一部が突然盛り上がり、強いかゆみや赤みを伴う病気です。出たり消えたりするのが特徴で、ある場所に数時間現れた後に消え、別の場所にまた現れることがよくあります。発疹が消えた後の皮膚は、すっかり元通りになるのが通常です。
原因と仕組み
皮膚の奥にある肥満細胞からヒスタミンなどの化学物質が放出され、毛細血管から体液が漏れ出すことで引き起こされます。アレルギー反応が原因となることがありますが、実際にはアレルゲンが特定できない場合がほとんどです。食品や薬、昆虫などのほか、自己免疫疾患、ウイルスなどの感染症、物理的刺激などが引き金になることがあります。
症状
主な症状は、かゆみを伴うわずかに盛り上がった赤い斑点や発疹です。縁がはっきりしており、中心部が青白くなっていることもあります。顔面、唇、のど、舌などに腫れが生じる血管性浮腫を伴うことがあり、のどや気道が腫れると呼吸が妨げられる場合もあります。
受診の目安
呼吸困難や喘鳴がある場合、またはのどがふさがると感じる場合は直ちに救急車を呼ぶ必要があります。また、症状が重い場合や、ふらつき、重度の発熱、腹痛などを伴う場合も早急な受診が必要です。アレルゲンに心当たりがないのに再発する場合や、ハチに刺されてじんま疹や腫れが生じた場合なども医療機関を受診してください。
検査・診断
医師による問診で症状の経過や服用中の薬、生活状況などを詳しく確認し、体の状態を調べる身体診察を行います。必要に応じて、原因を特定するためや他の病気の可能性を否定するための血液検査、アレルギー検査、皮膚の検査などが行われることがあります。
セルフケア・日常生活
日常生活では、症状を悪化させる可能性のある物理的刺激や、自身でアレルゲンと分かっている物質を避けることが大切です。ただし、患者自身で意図的にじんま疹を誘発するような刺激を与えることは、重度の反応を引き起こす恐れがあるため避けてください。
予防・再発防止
再発を防ぐためには、これまでにアレルギー反応を引き起こしたことが分かっている食品や薬、物理的刺激などの原因物質にできるだけ近づかないことが重要です。原因が特定できない場合も多いため、日頃から体調や症状の変化に注意を払うことが大切です。
関連する症状
じんま疹に関連する国家試験問題
出典
- MSDマニュアル家庭版
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