病気の解説

むし歯

別名:う蝕

まず相談する診療科歯科・口腔外科
この解説の項目8項目

受診の目安

むし歯では、虫歯がある歯が痛むかどうかは、虫歯がどの場所にあるかと進行の深さで決まります。こうした症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、歯科・口腔外科を受診してください。市販薬などで改善しないときも相談の目安です。

基本

概要

むし歯は、歯の表面が虫歯になる状態です。歯垢や歯石がたまりやすい状態や、虫歯になりやすい歯、口の中の酸をつくる細菌が存在し、餌となる糖分が多く摂られると進行しやすくなります。フッ素の量が少ない歯や、溝やひび割れがある歯は特に注意が必要です。口の中の衛生状態が悪いと、虫歯が進みやすくなります。

主な症状

虫歯がある歯が痛むかどうかは、虫歯がどの場所にあるかと進行の深さで決まります。エナメル質の虫歯は痛みが出にくく、象牙質に達すると痛みを感じやすくなります。初期の段階では熱い、冷たい、甘いもので痛みを感じることがあります。歯髄に近づくと痛みが持続したり、自発痛が起きることもあります。

原因

虫歯の原因には、歯垢と歯石の蓄積、歯の表面の欠損、糖分や酸性の食品・飲料の頻度の高摂取、唾液の量の減少、フッ素の量不足、遺伝的な要因などがあります。歯垢は細菌と唾液・食べ物のかす・死んだ細胞などででき、歯石は歯垢が硬くなったものです。口内には多くの細菌がいますが、酸をつくる細菌は限られています。

検査と診断

診断

虫歯は歯科医師の診察と必要に応じた歯のX線検査、特殊な検査器具で見つけます。痛みの有無について問診を行い、歯を診察して探るほか、X線検査で充填物の下の虫歯も確認します。定期的な歯科検診は、虫歯のなりやすさに応じて3〜12カ月ごとに受けられます。

治療

治療

虫歯がエナメル質の段階で止まっていれば、フッ素の処置により再石灰化を促します。虫歯が象牙質に達し穴が開いた場合は、削って充填材を詰めます。早期の治療は歯の強度を保ち歯髄へのダメージを抑えます。フッ素処理には高濃度のフッ化ナトリウムを用いる歯磨き剤の併用や、歯科医院での塗布が含まれます。フッ化ジアミン銀は乳歯に主に用いられ、黒く変色させる性質があります。

手術・処置

虫歯が進行して歯髄が損傷している場合は、根管治療で歯髄を除去するか、歯を抜歯することがあります。治療時は麻酔の使用やラバーダムで口内の清浄を保つことが行われ、根管をきれいにして充填します。

経過と生活

予防

虫歯予防には、口腔内を清潔に保つこと、定期的な口腔ケア、健康的な食事、フッ素入りの飲料水や歯磨き剤の使用、場合によりフッ素処置・シーラント・抗菌治療が役立ちます。

歯科・口腔外科で扱うほかの病気

出典

参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。