病気の解説

アルコール性膵炎

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緊急性の高い症状

お腹の激しい痛みが続く・板のように硬い・嘔吐を繰り返す・高熱を伴うときは、ただちに救急(119)を要請してください。

当てはまるときは、ためらわず 119 または救急外来へ。

受診の目安

アルコール性膵炎では、腹部の痛みが主な症状です。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、消化器内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。

基本

概要

アルコールが原因となる慢性膵炎について、長期にわたる大量の飲酒や喫煙が関係することがあります。膵臓の炎症が慢性的になると痛みや膵機能不全が起き、消化の働きが悪くなることがあります。慢性膵炎は原因がはっきりしない場合もあり、治療は痛みの管理と膵酵素の補充、糖尿病の管理を中心に行われます。

主な症状

腹部の痛みが主な症状です。痛みは時間とともに変化し、発作が起きることがあります。食後に痛みが悪化し、姿勢を変えると楽になることもあります。膵機能が低下すると、脂肪の多い便が出やすくなり、吸収不良や体重減少がみられることがあります。

病態

膵炎が進むと膵臓の消化酵素を作る細胞が壊れ、消化が十分に行われなくなります。膵液の不足により脂肪の吸収が悪くなり、脂肪便になることがあります。慢性化すると膵臓の機能が低下します。

リスク因子

慢性膵炎では大量飲酒が原因となることが多く、喫煙者は発生リスクが高まるとされています。特発性や遺伝性の原因もあります。

検査と診断

検査

診断には画像検査と膵機能検査、時には血液検査が使われます。膵機能検査では便の脂肪量や消化酵素の量を測ることがあります。血液検査ではアミラーゼ・リパーゼの上昇がみられることがあります。

診断

患者の症状と急性膵炎の再発歴や大量飲酒歴をもとに疑われ、画像検査と膵機能検査の結果を組み合わせて診断します。

治療

治療

痛みのコントロール、膵酵素のサプリメント、糖尿病の管理などが治療の中心です。慢性膵炎の予後は人によって異なり、アルコールの摂取と喫煙を控えることが推奨されます。

経過と生活

合併症

膵仮性嚢胞ができることがあり、腫瘍や出血、破裂の可能性があります。膵臓の細胞が破壊されると糖尿病が生じることがあります。膵臓がんのリスクも高くなるとされています。

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出典

参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。