病気の解説
ガストリノーマ
がすとりのーま
受診の目安
ガストリノーマでは、胃痛や血便、下痢が含まれます。こうした症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、内分泌・代謝内科を受診してください。市販薬などで改善しないときも相談の目安です。
基本
概要
ガストリノーマは、胃酸を分泌するホルモンであるガストリンを過剰に分泌する腫瘍です。この腫瘍は消化性潰瘍を引き起こし、さまざまな症状をもたらします。
主な症状
ガストリノーマの症状には、胃痛や血便、下痢が含まれます。重度の合併症が起こると、大量の出血や血の混じった嘔吐が見られることがあります。また、消化管が破裂すると激しい腹痛が生じ、閉塞が起こると重度の便秘や腹痛、嘔吐が現れることもあります。
検査と診断
診断
ガストリノーマの診断には、血液検査や画像検査が用いられます。消化性潰瘍が頻繁に見られたり、通常の治療が効果を示さない場合に疑われます。血液検査でガストリンの異常高値が確認されると、腫瘍の位置を特定するためにCT検査や超音波内視鏡検査などが行われます。
治療
治療
ガストリノーマの治療には、胃酸の分泌を抑える薬剤や手術、化学療法が含まれます。プロトンポンプ阻害薬を高用量で使用することで症状を緩和できることがあります。腫瘍が1つであれば手術による切除が行われ、約20%のケースで治癒が期待できます。腫瘍が悪性の場合は化学療法が行われます。
経過と生活
経過・予後
ガストリノーマの予後は、腫瘍が完全に切除できた場合、5~10年生存率が90%以上とされています。しかし、切除が不完全な場合は5年生存率が43%、10年生存率が25%になります。
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出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。