病気の解説
クループ
緊急性の高い症状
息を吸うときにゼーゼー・ヒューヒューして苦しそう・唇が青い・ぐったりする・よだれが多く飲み込めないときは、ただちに救急(119)を要請してください。
当てはまるときは、ためらわず 119 または救急外来へ。
受診の目安
犬が吠えるような咳や声がれが出たときは、落ち着いて様子をみて、ひどいときは受診してください。
基本
概要
クループは、気道の内側が腫れることが原因で起こる病気です。主な原因はウイルス感染で、喉のすぐ下の部分が影響を受けます。季節により流行することがあり、発生経路はウイルスを含んだ飛沫を吸い込むことや、汚染されたものに触れることです。
主な症状
はじめは風邪のような鼻水やくしゃみ、微熱、軽いせきなどで始まります。次に声がれや、金属音のような、犬が吠えるようなせきがみられ、吸い込み時の呼吸が苦しくなることがあります。呼吸するたびに大きな音がすることもあります。発熱は半数程度の患児にみられ、通常は夜間に悪化して眠れなくなることがあります。朝は楽になり、夜になると再び悪化します。最も症状がひどい状態は3〜4日続くことが多く、せきは残っても徐々に落ち着いてきます。
検査と診断
診断
診断には、せきの音と首のX線検査が役立つことがあります。クループは症状が特徴的なため、医師はこれらの情報を総合して判断します。
治療
治療
軽症の場合は水分補給と室内の加湿などで様子をみます。重症の場合は入院や酸素投与、アドレナリンやコルチコステロイドが選択されることがあります。小児がクループ特有の呼吸をしている場合は急激に悪化することがあるため、すぐに医師に連絡します。症状が軽ければ自宅治療で、通常3〜4日程度で回復につながると考えられます。安静にして水分を十分取り、過度の疲れや泣き出すことを避けるとよいでしょう。加湿機や熱いシャワーを使って室内の湿度を保つ方法は、呼吸を楽にする場合があります。外気を吸わせる工夫もありますが、科学的根拠は限定的です。
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出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。