病気の解説

サリン中毒

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緊急性の高い症状

誤って口にした・吸い込んだ・皮膚や目に付いたときは、量にかかわらず受診してください。意識がもうろうとする・呼吸が苦しい・けいれん・嘔吐が続くときは、ただちに救急(119)を要請してください(中毒110番も利用できます)。

当てはまるときは、ためらわず 119 または救急外来へ。

受診の目安

サリン中毒が疑われる症状が強い・急に悪化する・長引くときは、早めに一般内科・総合診療科を受診してください。気になるときは放置せず相談してください。

基本

概要

サリン中毒とは、サリンという化学物質が原因の中毒です。サリンはアセチルコリンの分解を妨げる性質があるため、自律神経系や筋肉の働きに異常が起こり、発汗や分泌物が増えることがあります。重症化すると意識障害や全身の筋肉の収縮が続いて呼吸困難となり、死亡することもあります。類似の症状は有機リン中毒として農薬などでもみられます。

主な症状

症状には筋肉や骨格の異常、自律神経系の異常、中枢神経系の異常が含まれます。重症化すると死亡することがあります。

原因

サリン中毒は、アセチルコリンエステラーゼという酵素とサリンが結合して、この酵素がアセチルコリンを分解できなくなることが原因です。サリンは呼吸だけでなく皮膚からも体内に吸収されます。

検査と診断

検査

サリン中毒が疑われる場合は、生命を維持する処置とあわせて、全身の臓器障害の有無を調べるため血液検査でコリンエステラーゼを測定し、尿検査、心電図、全身のCT検査を行います。

治療

治療

治療はまず生命を維持するための処置です。呼吸筋麻痺を防ぐため人工呼吸管理や循環を補助する薬剤を使います。サリンおよび有機リン中毒に対する解毒薬としてプラリドキシム(PAM)が用いられることがあります。これによりサリンや有機リンと結合している酵素を取り外す作用があります。場合によってはアセチルコリン受容体を阻害するアトロピンを使うこともあります。

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出典

参考: Medical Note(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。