病気の解説

ベーチェット病

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受診の目安

ベーチェット病では、潰瘍は痛みを伴い、中心が黄色がかった色をしていることがあります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、リウマチ・膠原病内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。

基本

概要

ベーチェット病は、口の潰瘍をはじめとするさまざまな症状が繰り返し現れる病気です。口の潰瘍は最初の症状として現れることが多く、舌や歯ぐき、口の内側など口のあらゆる部位にでき、円形または楕円形で直径は約1~10センチメートルです。潰瘍は1~2週間続くことがあり、他の口の潰瘍と比べて持続期間が長く重い傾向があります。陰部にも潰瘍が生じることがあり、痛むことが多いですが腟のただれは痛みがないこともあります。皮膚には結節性紅斑と呼ばれる赤い隆起が現れることがあります。症状は数日から数年にわたり現れたり消えたりすることがあります。

主な症状

口の潰瘍が最もよくみられる症状です。潰瘍は口の中のいろいろな場所に現れ、群がってできることもあります。潰瘍は痛みを伴い、中心が黄色がかった色をしていることがあります。陰部にも潰瘍が現れることがあり、痛みを伴うことがあります。皮膚の下に赤い隆起ができる結節性紅斑が生じることがあります。これらのほか、渡り歩くような症状として、数日から数年の間に現れたり消えたりします。

検査と診断

診断

ベーチェット病を確定する臨床検査はなく、診断は確立された基準に基づいて行われます。口の潰瘍が1年間に3回起こり、特定の基準のうち2つがみられる場合に疑われます。基準には繰り返し起こる陰部の潰瘍、特徴的な眼の問題、皮膚の下の隆起・にきび・潰瘍のように見える皮膚病変、わずかな外傷で起こる皮膚の隆起や水疱などがあります。血液検査は炎症の有無を確認しますが、病気を特定するものではありません。

治療

治療

ベーチェット病には根治的な治療法はなく、症状を軽減するための治療を行います。臓器の侵され方と重さにより、薬の選択が決まります。眼の炎症や皮膚のただれにはコルチコステロイド薬が用いられ、免疫抑制薬や経口薬、注射薬などが使われることがあります。具体的には、アザチオプリン、メトトレキサート、シクロスポリン、インターフェロンアルファ、TNF阻害薬などが状況に応じて用いられることがあります。口と陰部の潰瘍や関節痛には、局所の治療や疼痛対策が行われることがあります。

経過と生活

経過・予後

病気の経過は予測が難しく、症状が現れる期間と現れない期間が繰り返されることがあります。多くの人は最終的に寛解することがありますが、神経系・消化管・血管への影響が生じることもあります。若い男性で動脈の病変がある場合や再発が多い場合には死亡リスクが高まる可能性があります。時間の経過とともに落ち着く傾向があるとされています。

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出典

参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。