病気の解説
リウマチ性多発筋痛症
受診の目安
リウマチ性多発筋痛症では、肩や首、背中、腰、股関節の痛みとこわばりが強く、起きたときや長く動かないときに特に感じることがあります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、リウマチ・膠原病内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
リウマチ性多発筋痛症は、突然または徐々に現れる痛みとこわばりが、主に頸部・肩・背中・腰・股関節に生じる病気です。起床時や長時間動かずにいた後に症状が強くなることがあり、筋力低下を感じることがありますが、筋肉の損傷や筋力低下自体は必ずしも伴いません。発熱や全身の不調、体重減少を感じることもあります。一部には巨細胞性動脈炎の症状を伴い、視力に影響することがあります。軽い関節炎を伴うこともありますが、関節炎が主な症状である場合は関節リウマチの可能性が考えられます。
主な症状
症状は急に出ることもあれば、ゆっくり現れることもあります。肩や首、背中、腰、股関節の痛みとこわばりが強く、起きたときや長く動かないときに特に感じることがあります。筋力低下を感じることがありますが、必ずしも筋肉が傷ついているわけではありません。発熱や体の不調、抑うつ感、体重減少を感じることもあります。巨細胞性動脈炎の症状を伴う場合もあります。軽い関節炎を伴うこともありますが、主な症状が激しい場合は他の病気の可能性も考えられます。
検査と診断
診断
診断は、症状と身体診察の結果を総合して判断されます。血液検査などの他の検査も行われ、赤沈やC反応性タンパク質など炎症の度合いが高いことが多いとされます。貧血の有無や血小板の増加、甲状腺機能低下の可能性を調べる検査、筋肉の損傷を示すクレアチンキナーゼの検査なども実施されます。筋肉の損傷がみられない場合が多いとされます。
治療
治療
治療にはコルチコステロイド薬が用いられることが多く、低用量で劇的な改善が見られることがあります。巨細胞性動脈炎を伴う場合には用量を増やすことがあります。症状が落ち着いたら徐々に減らして、最小限の用量で維持します。多くの患者では約2年で投与を終了できることがありますが、長期間の低用量が必要になる場合もあります。サリルマブは、コルチコステロイドの反応が十分でない場合や用量を減らすと再発する場合に用いられることがあります。高齢者では副作用に注意が必要です。
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出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。