病気の解説
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症
受診の目安
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症では、MRSA感染症の主な症状には、皮膚の赤みや腫れ、痛み、膿が見られることがあります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、感染症内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症(MRSA感染症)は、通常の黄色ブドウ球菌が持つメチシリンに対する耐性を持つ菌によって引き起こされる感染症です。健康な人にとっては無害な菌ですが、高齢者や免疫力が低下している人に感染すると、重症化することがあります。MRSAは皮膚や鼻腔などに存在し、感染が進行すると様々な重篤な症状を引き起こす可能性があります。
主な症状
MRSA感染症の主な症状には、皮膚の赤みや腫れ、痛み、膿が見られることがあります。重症化すると、発熱や低体温、頻脈、低血圧といった全身症状が現れることもあります。また、肺炎や敗血症、感染性心内膜炎、骨髄炎、腹膜炎、髄膜炎などの合併症が起こると、それぞれ特有の症状が現れます。例えば、肺炎では咳や痰、食欲低下が見られ、敗血症では発熱や頻脈が見られます。
原因
MRSA感染症は、メチシリンや他の多くの抗菌薬に耐性を持つ黄色ブドウ球菌によって引き起こされます。通常の黄色ブドウ球菌と同じように、MRSAも皮膚や鼻腔に存在しますが、特に高齢者や免疫力が低下している人が感染すると、治療が難しくなり、重症化することがあります。
検査と診断
検査
MRSA感染症の診断には、感染している部位からの検体(鼻腔粘液、血液、尿など)を採取し、MRSAが存在するかどうかを検査します。検査方法には、薬剤に対する感受性を測定する方法や、MRSA特有の遺伝子を検出する方法があります。MRSAが確認されると、感染症としての診断が下されます。
治療
治療
MRSA感染症の治療には、抗MRSA薬が使用されます。日本で認可されている抗MRSA薬には、バンコマイシンやテイコプラニンなどがあります。これらの薬は、感染症の種類に応じて使用され、場合によっては他の抗菌剤と併用されることもあります。症状がない場合には、抗菌剤の投与は行われないことがありますが、必要に応じて医師が判断します。
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出典
参考: MRSA感染症 | 健康長寿ネット(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。