病気の解説

破傷風

別名:その他の破傷風、新生児破傷風、産科的破傷風

まず相談する診療科感染症内科
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緊急性の高い症状

  • 口が開かない、全身の筋肉がこわばる・反り返る、息が苦しい、けいれんしている

このようなときは、ただちに医療機関を受診してください。破傷風は致死率が高く、すぐに治療が必要な病気です(厚生労働省)(CDC)。

出典:厚生労働省「破傷風」、CDC「About Tetanus」

当てはまるときは、ためらわず 119 または救急外来へ。

受診の目安

破傷風は、傷口から入った破傷風菌によって起こる病気で、命に関わることがあります(厚生労働省)(CDC)。症状が出たときはすぐに治療が必要です(CDC)。

  • 口が開きにくい、あごが疲れる・こわばる、飲み込みにくい、体の筋肉がこわばる・けいれんするなどの症状があるときは、すぐに医療機関を受診してください(厚生労働省)(CDC)。
  • 深い傷や刺し傷、土や動物の唾液などで汚れた傷、やけど・骨折・つぶれた傷などを負ったときは、症状がなくても早めに医療機関に相談してください。ワクチンの接種歴によっては、追加の予防接種などが必要になることがあります(CDC)。
  • 小さな傷でも、きれいに洗って手当てをしてください(CDC)。

市販薬で様子を見る病気ではありません。症状だけで病名は判断できないため、自己判断せず受診してください。

出典:厚生労働省「破傷風」、米国疾病予防管理センター(CDC)「About Tetanus」

基本

概要

破傷風は、筋肉のけいれんや硬直を起こす感染症です。多くは傷口から細菌が入ることで発生し、症状は傷を負ってから数日から長い場合でも数十日後に始まることがあります。症状としては、あごや首の筋肉の硬直、背中の筋肉の収縮、体のさまざまな部位へのけいれん、排泄や排尿の困難を伴うことがあります。刺激に反応して強い痛みを伴う筋肉のけいれんが起こることがあり、呼吸へも影響することがあります。体の表情が固まることや、顔の筋肉の状態が変わって見えることもあります。これらの症状は時間をかけて広がることがあります。症状が特定の部位にとどまることもあります。用途としては、神経系に影響して心拍や体温などを調整する部位にも影響が及ぶことがあります。

主な症状

筋肉のけいれんや硬直が主な症状です。あごや首の筋肉が固くなり、口を開けにくく、ものを飲み込みづらくなることがあります。背中の筋肉が硬直して体が後ろへ反ることもあります。痛みを伴う全身のけいれんが起こり、刺激によって発生することがあります。涙や汗、表情の変化なども現れることがあります。呼吸に影響が出る場合もあります。排尿や排便の困難が生じることもあります。

リスク因子

特定の部位だけにけいれんが起こることもあり、年齢層や状況によって病気の経過が影響を受けることがあります。

検査と診断

診断

診断は医師の評価によって行われます。あごや背中の筋肉の硬直やけいれんが見られる場合に破傷風を疑います。傷口から採った培養検査で細菌を確認することもありますが、培養検査だけで診断できないこともあります。偽陽性や偽陰性の可能性があるため、検査結果だけに依存することはありません。

治療

治療

治療には、傷口の洗浄と壊死した組織・異物の除去、ヒト破傷風免疫グロブリン(抗毒素)の投与、抗菌薬の投与などが含まれます。毒素の中和を目的として抗毒素が使われ、抗菌薬は傷の中の細菌を死滅させる役割を果たします。重症例では集中治療が必要となり、騒音を減らすなど部屋の環境調整が行われることがあります。治療は免疫や抗毒素の投与、抗菌薬の投与、必要に応じて呼吸をサポートする治療を組み合わせて進められます。なお、破傷風にかかった後は再び免疫は獲得されないため、ワクチン接種が推奨されます。

経過と生活

予防

予防は確実です。破傷風は治療より予防が効果的と伝えられています。

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出典

参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
受診の目安の出典:厚生労働省「破傷風」 / CDC「About Tetanus」(2026-10-13 確認)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。