病気の解説
リウマチ熱
受診の目安
リウマチ熱では、典型的な症状には、関節痛・発熱・心臓の炎症による胸痛や動悸・不随意運動(小舞踏病)・発疹(輪状紅斑)・皮下の小さなしこり(小結節)があります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、小児科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
リウマチ熱は、のどのレンサ球菌感染症が治ってから数週間後に始まる炎症性の病気です。関節痛や発熱のほか、心臓の炎症や不随意運動、発疹、皮下のしこりなど、さまざまな症状が現れます。症状は1つだけの場合もあれば、複数出ることもあります。
主な症状
典型的な症状には、関節痛・発熱・心臓の炎症による胸痛や動悸・不随意運動(小舞踏病)・発疹(輪状紅斑)・皮下の小さなしこり(小結節)があります。これらは組み合わせて現れることが多く、1つだけの場合もあります。
検査と診断
診断
診断の基準は改変ジョーンズ診断基準を用います。レンサ球菌感染が見られる子どもが大基準2つ、または大基準1つと小基準2つを満たすと診断されます。検査としては喉の培養、血液検査、心電図・心エコー、赤沈・CRPなど炎症の程度を示す検査が用いられます。関節液を調べることもあります。
治療
治療
治療の目的は、残っている感染の除去、炎症の軽減、将来の感染予防です。小児では抗菌薬を投与して感染を根治します。炎症には高用量のアスピリンを数週間使うことが多く、必要に応じてNSAIDsも使われます。心臓の炎症が強い場合はプレドnisoloneなどのコルチコステロイドを用いることがあります。炎症が落ち着くにつれて薬の量を減らします。
経過と生活
予防
予防には、レンサ球菌咽頭炎を迅速かつ完全に治療することが最も重要です。過去にリウマチ熱を経験した小児には、再発予防としてペニシリンの投与が行われることがあります。予防の期間は病状の重さによって異なり、心臓炎の有無や心臓の損傷の程度で長さが変わります。
経過・予後
リウマチ熱自体やそれに起因する心臓の炎症・小舞踏病は再発する可能性があります。心臓炎がある場合は長期に及ぶ治療が必要となることがあります。心雑音が消えるかどうかは個人差があり、心臓弁の損傷が残ることもあります。
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出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。