病気の解説
不育症
別名:再発性妊娠喪失、習慣性流産、習慣流産
受診の目安
不育症の症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、産婦人科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
不育症(ふくいしょう)は、妊娠は成立するものの流産や死産が繰り返される状態を指します。一般的には2回連続して流産・死産があれば不育症と診断されることが多く、3回以上繰り返すと“習慣流産”と呼ばれることがあります。出産経験があって2人目以降が引き続き流産・死産となる場合も不育症として検査や治療を行うことがあります。
主な症状
妊娠しても胎児が育たず、結果として流産や死産を繰り返してしまう状態です。1回の自然流産は珍しくなく、2回続く場合は原因がある可能性も考えられます。3回以上繰り返している場合は積極的な検査と治療・管理が必要になることがあります。続発性不育症では出産経験があっても2人目以降の流産・死産を検討することがあります。
検査と診断
診断
3回以上の流産や原因が不明な死産がある場合には検査が推奨されます。問診で妊娠歴や体重、喫煙・カフェイン摂取・ストレスなどを確認します。内分泌検査として甲状腺機能や下垂体・卵巣ホルモンを調べるほか、子宮の形を評価する検査、自己抗体検査、凝固系検査、夫婦染色体検査などが含まれることがあります。基本的な検査以外は保険適用外となる場合があります。
治療
治療
リスク因子に応じて治療を選びます。内分泌異常には薬物治療を行うことがあります。子宮形態異常がある場合は手術を考慮することがありますが、手術後に不妊になる可能性もあるとされています。抗リン脂質抗体陽性や特定の凝固因子欠乏では低用量アスピリンやヘパリンによる抗血栓療法を行うことがあります。胎児の染色体異常には一部で大量免疫グロブリン療法を行う施設もあるとされています。原因が不明な場合にはプロゲステロンの投与が検討されることも報告されています。カウンセリングを受けると次回の妊娠成功率が高まることがあるとも言われています。
経過と生活
予防
不安を減らすために専門家へ相談することや、生活習慣の改善が推奨されています。甲状腺機能異常や糖尿病が正常化すると妊娠の成功率が上がる可能性があるとしています。肥満、飲酒・喫煙、カフェインの大量摂取、精神的ストレスなどの生活習慣は流産リスクと関連することがあるとされています。
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出典
参考: 不育症(症状・原因・治療など)|ドクターズ・ファイル(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。