病気の解説
低カルシウム血症
別名:低Ca血症
受診の目安
低カルシウム血症では、また、背中や脚の筋肉に強い痛みを伴うけいれんが見られることもあります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、内分泌・代謝内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
低カルシウム血症は、血液中のカルシウム濃度が低下する状態を指します。カルシウムは体にとって重要なミネラルであり、骨の健康や神経、筋肉の機能に関与しています。この状態は、尿中に過剰なカルシウムが排出されたり、骨から血液中に流入するカルシウムの量が不足することによって引き起こされます。
主な症状
低カルシウム血症の症状は、血液中のカルシウム濃度が低下しても現れないことがありますが、長期間続くとさまざまな症状が現れます。皮膚が乾燥し、爪がもろくなり、毛髪が硬くなることがあります。また、背中や脚の筋肉に強い痛みを伴うけいれんが見られることもあります。さらに、脳に影響が及ぶと、錯乱や記憶障害、抑うつ、幻覚などの精神的な症状が現れることがあります。カルシウム濃度が極めて低くなると、ピリピリ感や筋肉の硬直、呼吸困難を引き起こすこともあります。
原因
低カルシウム血症の原因はさまざまです。主な原因には、副甲状腺ホルモンの濃度が低下する副甲状腺機能低下症や、ビタミンDの欠乏、腎機能障害、カルシウムの摂取不足などがあります。また、特定の薬剤や疾患も原因となることがあります。これらの要因が組み合わさることで、血液中のカルシウム濃度が低下します。
検査と診断
検査
低カルシウム血症の診断は、血液検査によって行われます。血液中のカルシウム濃度を測定し、アルブミン濃度も確認します。これにより、結合していないカルシウムの濃度が低いかどうかを判断します。また、腎機能やマグネシウム、リン、副甲状腺ホルモン、ビタミンDの濃度も測定され、原因を特定するために他の物質の測定も行われることがあります。
治療
治療
低カルシウム血症の治療には、カルシウムのサプリメントが一般的に用いられます。多くの場合、経口のカルシウムサプリメントで治療が可能ですが、症状がある場合には静脈内でのカルシウム投与が必要になることもあります。また、ビタミンDのサプリメントを併用することで、消化管からのカルシウム吸収を助けることができます。原因となる疾患を特定し、適切な治療を行うことで、カルシウム濃度を正常に戻すことが期待されます。
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出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。