病気の解説

先天性サイトメガロウイルス感染症

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受診の目安

次のようなときは、出産した医療機関や医療機関(小児科・耳鼻咽喉科など)に相談してください。

  • 新生児聴覚検査の確認検査で「要再検(リファー)」と言われた(生後21日以内の尿検査が強く勧められているため、早めに出産した医療機関に相談してください)
  • 先天性感染と診断された、または出生時に異常を指摘された
  • 新生児聴覚検査に合格していても、音への反応が弱い・言葉が遅いなど、きこえや発達が気になる

先天性感染と診断されたお子さんは、生まれたときに症状がなくても、定期的にきこえの検査を受けましょう。症状だけで病名は判断できません。

出典:CDC(米国疾病予防管理センター)、静岡県

基本

概要

先天性サイトメガロウイルス感染症は、妊娠中の妊婦がサイトメガロウイルスに初めて感染し、そのウイルスが胎児に感染することで発症します。感染した胎児は出生時に何らかの異常を示すことがありますが、無症状で生まれることもあります。現在、効果的な治療法は確立されていませんが、感染した子どもはその後、難聴や発達障害などの遅発性障害を伴うことがあります。

主な症状

先天性サイトメガロウイルス感染症の症状は、症候性の場合には胎児の発育遅延による低出生体重、肝脾腫、脳室内の石灰化、脳室の拡大、肝機能の異常、血小板の減少、網膜炎、けいれんなどが見られます。一方、無症候性で出生した場合でも、後に難聴や精神運動発達遅滞、てんかんなどの遅発性障害が現れることがあります。

原因

先天性サイトメガロウイルス感染症の主な原因は、妊娠中の妊婦がサイトメガロウイルスに初めて感染することです。最近では、妊婦の抗体保有率が低下していることが重要な要因とされています。また、既に感染している妊婦がウイルスを再活性化させることによって胎児が感染することもあります。

検査と診断

検査

先天性サイトメガロウイルス感染症の診断には、生後3週間以内に採取された出生児の尿、臍帯血、または出生時の血液や唾液からサイトメガロウイルスを検出することが必要です。具体的には、PCR法を用いてウイルスの陽性を確認します。また、血液検査では血小板減少やビリルビン値の上昇が見られることがあります。画像検査としては、頭部の超音波検査やCT、MRIが用いられ、脳室周囲の石灰化が確認されることがあります。

治療

治療

現在、妊娠中に先天性サイトメガロウイルス感染症が診断された場合に有効な治療法は確立されていません。症候性の児に対して抗ウイルス薬の使用が検討されていますが、その有効性については意見が分かれています。これらの薬剤は副作用が強いため、使用には慎重な判断が求められます。

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出典

参考: 先天性サイトメガロウイルス感染症 概要 - 小児慢性特定疾病情報センター(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
受診の目安の出典:CDC About Congenital CMV / 静岡県 先天性サイトメガロウイルス感染症と新生児聴覚検査(2026-10-13 確認)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。