病気の解説

副鼻腔真菌症

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受診の目安

副鼻腔真菌症では、真菌が副鼻腔へ強く浸潤すると急性の経過を取り、眼や脳など周囲の臓器に影響が出ることがあります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、耳鼻咽喉科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。

基本

概要

副鼻腔真菌症は、真菌(カビ)が原因となって副鼻腔に炎症が生じる病気です。環境中に多く存在する真菌が原因となることがありますが、通常は炎症になりません。長期間のステロイドなど免疫を下げる薬の使用、悪性腫瘍の治療中、糖尿病などの状態があると発症しやすくなることがあります。急性から慢性までさまざまな経過をとるため、医療機関で状況を把握して適切な治療を受けることが大切です。

主な症状

真菌が副鼻腔へ強く浸潤すると急性の経過を取り、眼や脳など周囲の臓器に影響が出ることがあります。具体的には頭痛や視力障害、眼球突出、脳神経の症状、局所の腫れなどが現れることがあります。慢性の経過では、軽い頭痛や鼻水・鼻づまり、後鼻漏程度の症状で偶発的に診断されることもあります。

病態

副鼻腔真菌症は、環境中の真菌が原因となる炎症です。免疫機能の低下がある場合には日和見感染として侵襲性の病態になることがあり、またアレルギーが関与することもあります。

リスク因子

免疫機能の低下を招く要因として、長期間のステロイド使用・免疫抑制剤の使用・悪性腫瘍の治療・糖尿病などが挙げられます。これらの状況があると副鼻腔真菌症を発症しやすくなることがあります。

検査と診断

診断

診断のためには、主に上顎洞が対象となり、片側性のことが多いとされます。レントゲン写真・CT・MRIなどの画像診断で病変を評価し、真菌の存在を確かめるために血液検査(βDグルカン、カンジダマンナン抗原など)、培養、病理検査も行います。アレルギーの関与がある場合には内視鏡で好酸球の増加を確認したり、血液検査で真菌に対するIgEを測定したり、皮内テストを検討することもあります。

治療

治療

治療は臨床経過に応じて決定されます。糖尿病がある場合はコントロールが重要です。日和見感染として真菌が侵襲している場合には、手術で病変を除去したり抗真菌薬を全身投与したりすることがあります。周囲臓器への浸潤の程度や病原体の種類、臓器障害の有無を見ながら適切な治療を選びます。アレルギーが関与している場合には、手術療法に加えステロイドでアレルギー反応を抑える治療も行われることがあります。

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出典

参考: Medical Note(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。