病気の解説
原発性硬化性胆管炎
受診の目安
原発性硬化性胆管炎は自覚症状が乏しく、血液検査や健康診断で気づかれることが多い病気です。検査の異常を指摘された・数値が気になるとき、体調の変化が続くときは、消化器内科に相談してください。すでに治療中の方は自己判断で中断しないでください。
基本
概要
原発性硬化性胆管炎は、胆管に炎症が起こる病気です。症状は徐々に悪化する疲労感やかゆみから始まり、次第に皮膚や白眼が黄色くなる黄疸が現れることがあります。ただし、多くの人は症状がないまま、他の検査で異常が見つかることがあります。病気が進行すると、肝硬変の症状が現れることもあります。
主な症状
原発性硬化性胆管炎の初期症状には、悪化する疲労感とかゆみがあります。その後、黄疸が現れることがあります。進行すると、上腹部の痛みや発熱を伴う細菌性胆管炎が起こることもあります。また、胆汁の分泌が正常でなくなると、脂肪や脂溶性ビタミンの吸収が不十分になり、骨粗しょう症やあざ、脂肪便が見られることがあります。
検査と診断
診断
原発性硬化性胆管炎の診断には、肝臓の血液検査や超音波検査が行われます。さらに、磁気共鳴胆道膵管造影(MRCP)や内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)などの画像検査が必要です。これらの検査によって、胆管の閉塞や他の原因を確認し、病気の診断を確定します。
治療
治療
原発性硬化性胆管炎の治療は、症状がない場合は特に必要ありませんが、定期的な身体診察や血液検査が推奨されます。かゆみが強い場合は、ウルソデオキシコール酸やコレスチラミンといった薬が使われることがあります。また、細菌性胆管炎が繰り返す場合は抗菌薬が処方されます。進行した場合には、肝移植が唯一の治療法となることがあります。
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出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。