病気の解説
咽頭がん
別名:咽頭癌
受診の目安
咽頭がんでは、初期には自覚症状が出にくく、鼻づまりやのどの違和感、声のかすれなどがみられることがあります。こうした症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、耳鼻咽喉科を受診してください。
基本
概要
咽頭がんは、鼻の奥から喉の入口まである咽頭のどの部位にがんができる病気です。上咽頭がん・中咽頭がん・下咽頭がんの3つの部位に分けられ、それぞれ特徴や原因が異なることがあると説明されています。
主な症状
初期には自覚症状が出にくく、鼻づまりやのどの違和感、声のかすれなどがみられることがあります。部位別の症状として、上咽頭がんでは首のしこりや鼻や耳の症状、中咽頭がんでは飲み込み時の違和感や扁桃腺の腫れ、血が混じった痰、下咽頭がんでは飲み込みにくさやのどの痛み、血が混じった痰、声のかすれなどがあります。いずれも風邪に似た症状で、1カ月以上続く場合は受診を検討します。
原因
上咽頭がんは地域要因やウイルス感染が関係するとされ、日本では喫煙や飲酒が関係している可能性があると考えられています。中咽頭がんでは喫煙・飲酒やHPV感染が関係する可能性が指摘されています。下咽頭がんは喫煙と特に多量の飲酒が主な原因とされています。
病態
咽頭は食べ物や空気が通る部位で、飲み込むときは軟口蓋と喉頭蓋が機能して気管に内容物が入らないようにします。喉頭は声を出す機能を持つ部位です。
リスク因子
上咽頭がんは地域やウイルス感染がリスク要因となることがあるとされています。中咽頭がんではHPV感染、下咽頭がんは喫煙と飲酒がリスクとされています。
検査と診断
診断
診断時には首の触診や内視鏡検査、組織の採取(生検)による病理診断を行います。中咽頭がんでは HPV の検査も実施します。がんの広がりや転移を調べるために超音波、CT、 MRI、 PET-CT などの画像検査を行い、病期を決定します。
治療
治療
治療はがんのステージや患者さんの状態を見て決めます。咽頭は飲み込みや声を出す機能に関わるため、治療の際は治療の目的と機能の維持のバランスを重視します。上咽頭がんでは放射線治療が標準で、ステージ II 以上では放射線治療と薬物療法を組み合わせることがあります。
咽頭がんと関係する症状
症状のページでは、同じ症状が出るほかの病気や受診の目安も確認できます。
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出典
参考: 咽頭がん | 頭頸部がんの種類 | 頭頸部がんを調べる | 頭頸部がんとともに | ステラファーマ株式会社(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。