病気の解説
喉頭乳頭腫
受診の目安
喉頭乳頭腫では、腫瘍が大きくなると呼吸がしづらくなり、時には呼吸困難やチアノーゼ、喘鳴といった症状が出ることがあります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、耳鼻咽喉科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
喉頭乳頭腫は、主に声帯にできる良性の腫瘍です。ヒトパピローマウイルスが関係しているとされていますが、感染していれば必ず発症するわけではなく、ほかの要因も影響すると考えられています。小児期に発症することもあり、症状は腫瘍の場所や大きさで異なります。声が枯れたり呼吸が苦しくなったりすることがあり、再発しやすい病気です。悪性化することもごく稀にあります。現時点では根本的な治療方法が確立していないとされています。定期的な検査が重要です。
主な症状
声帯にできることが多いため、声の変化や声枯れがみられます。腫瘍が大きくなると呼吸がしづらくなり、時には呼吸困難やチアノーゼ、喘鳴といった症状が出ることがあります。飲み込みづらさや成長の遅れがみられることもあります。良性の腫瘍ですが、治療後も再発しやすく、年齢が若いほど再発が多いとされています。
リスク因子
ヒトパピローマウイルスの感染が関係します。出産時の母子感染や性的接触(特にオーラルセックス)を通じた感染が報告されています。喉頭乳頭腫は感染しても必ず発症するわけではなく、他の免疫的・遺伝的要因も関与します。喫煙や逆流性食道炎、放射線治療が症状を悪化させる可能性が指摘されています。
検査と診断
診断
診断は喉頭を内視鏡で確認し、組織を一部採取して顕微鏡で観察する生検を行います。腫瘍が良性か悪性かを同時に判断します。原因となるヒトパピローマウイルスのタイプを調べる検査も行われることがあります。
治療
治療
治療の基本は外科的な腫瘍の摘出です。レーザーや鉗子を使って行います。治療後に喉頭の形が変化することがあるため、慎重に経過を見守ります。外科以外にはインターフェロンの局所注射療法や漢方薬の検討が記されていますが、再発を根本的に防ぐ確立された治療法は確立されていません。定期的な内視鏡検査と組織検査による経過観察が重要です。
経過と生活
予防
本資料には予防に関する具体的な方法は記載されていません。定期的な検査と経過観察を通じて、異常の早期発見につとめることが推奨されています。
経過・予後
小児期に発症する場合、再発しやすく何度も治療が必要になることがあります。年齢が上がるほど再発は起きにくくなるとされ、長期的な経過観察が重要です。悪性化することはごく稀ですが、経過には注意が必要です。
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出典
参考: Medical Note(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。