病気の解説
大腿骨頚部骨折
受診の目安
大腿骨頚部骨折では、股関節の付け根に痛みがあり、立つことや歩くことができなくなることが多いです。症状が強い・急に悪化する・なかなか治らないときは、早めに整形外科を受診してください。気になるときは放置せず相談してください。
基本
概要
大腿骨頚部骨折は、股関節の付け根あたりの骨が折れる状態です。痛みが強く、立つことや歩くことが難しくなることが多いとされています。
主な症状
股関節の付け根に痛みがあり、立つことや歩くことができなくなることが多いです。
原因
大腿骨は股関節からすぐのところで曲がっており、転倒や転落のときに外力が集中しやすく骨折しやすいと説明されています。主に高齢者で起こりやすく、骨粗鬆症が関係することがあります。骨折の部位には内側(頸部内側)と外側(頸部外側)の2タイプがあり、内側は血流障害の影響で癒合が難しい場合があるとされています。
病態
2つのタイプの違いとして、頸部内側骨折と頸部外側骨折が挙げられています。内側骨折は関節内側で血流が関係しやすく癒合が難しい場合がある一方、外側骨折は外側で血流や癒合の点で異なると説明されています。
リスク因子
高齢者に多く見られ、骨粗鬆症が影響することがあります。年齢とともにカルシウム量の減少などが指摘されています。
検査と診断
検査
転倒後の痛む部位の確認とX線診断が第一選択とされています。ひび割れ(亀裂骨折)でX線で分かりにくい場合はMRIで診断可能とされています。
診断
高齢者が転んだ後で立てなくなった場合には、痛む場所を確認してX線診断を行うことが基本と説明されています。亀裂骨折の可能性がある場合にはMRIが補助的に用いられます。
鑑別
骨折を他の腰痛や痛みと区別するため、転倒後の症状や痛みの場所を基にX線検査が行われると説明されています。
治療
治療
予防として骨粗鬆症の治療と転倒を防ぐ環境づくりが挙げられています。骨折が起きた場合は安静期間中に手術療法を考えることが増えると記載されています。内側骨折では骨頭壊死のリスクにも注意します。
使われる薬
予防としての治療の一部に薬物療法が含まれる可能性が示唆されていますが、詳細は挙げられていません。
経過と生活
合併症
内側骨折では骨頭壊死といった合併症に注意が必要との記載があります。転倒や運動機能の低下をきっかけに寝たきりになるリスクが社会的な話題として挙げられています。
生活上の注意
予防には転倒しにくい環境づくりや骨粗鬆症の治療が挙げられています。生活の中でできる対策としての説明があります。
予防
骨粗鬆症の治療と転倒を減らす環境づくりが予防の柱とされています。
経過・予後
骨折後の治癒には注意点があり、内側骨折では血流障害による癒合の問題があると説明されています。転倒や疾患の影響で寝たきりになることを避けるために手術療法を検討する場合があると記述されています。
経過・予後
骨折の部位や血流状態によって異なると説明されています。
整形外科で扱うほかの病気
出典
参考: 日本整形外科学会(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。