病気の解説
慢性疲労症候群
受診の目安
慢性疲労症候群では、深い疲労感が長く続くこと、活動後に悪化する疲労(PEM)といった特徴が挙げられます。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、リウマチ・膠原病内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
慢性疲労症候群は、十分に休息しても強い疲労感が抜けず、日常生活に支障をきたす病気です。頭痛・動悸・微熱・のどの痛み・記憶力の低下など、さまざまな症状を伴うことがあります。うつ病や不安障害などが合併して起こることもあり、心身のケアが大切とされています。
主な症状
症状には、深い疲労感が長く続くこと、活動後に悪化する疲労(PEM)といった特徴が挙げられます。新しく発生した疲労や、休息では緩和されないこと、睡眠を取っても疲れが取れないことなどが3つの中核症状として説明されています。視覚・聴覚の過敏、頭痛、喉の痛み、関節痛、寒気・寝汗、記憶力の低下などの追加症状も挙げられています。
原因
原因は明確には解明されていませんが、長年の研究でストレスと過去のウイルス感染が影響すると考えられています。長期のストレスで免疫機能が低下すると、過去の感染が再活性化し、免疫物質のサイトカインが過剰に産生され脳の神経に影響を与えるとされています。
検査と診断
診断
診断には、3つの中核症状がすべて満たされ、かつ追加症状の少なくとも1つを伴うことが目安とされています。診断を確定させるためには、身体の病気や心の病気が原因でないことを確認する検査(血液検査・尿検査・便検査・心電図・胸部レントゲンなど)を行います。これらの検査で異常がなければ、精神的な疲労やうつ病などの可能性を除外します。
治療
治療
根本的な治療法は確立されておらず、対症療法が中心です。治療は保険適用内で行える方法を推奨します。漢方薬による治療やビタミン剤・栄養補給を通じたサポートも記載されています。
経過と生活
合併症
合併症として、身体の病気やうつ病・不安障害など、ストレスの影響が強い病気が挙げられています。過敏性腸症候群・機能性胃腸障害・月経前症候群・片頭痛・顎関節症・線維筋痛症なども含まれることがあります。
慢性疲労症候群と関係する症状
症状のページでは、同じ症状が出るほかの病気や受診の目安も確認できます。
リウマチ・膠原病内科で扱うほかの病気
出典
参考: 筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)の症状・診断・治療(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。