病気の解説
SAPHO症候群
別名:SAPHOしようこうくん
受診の目安
SAPHO症候群では、関節や骨、皮膚にさまざまな症状が現れます。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、リウマチ・膠原病内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
SAPHO症候群は、皮膚の病気である乾癬に関節炎が合併した状態で、掌蹠膿疱症による骨関節炎を含む病気です。この症候群は、滑膜炎やざ瘡、膿疱症、骨化過剰症、骨炎の頭文字を取って名付けられました。SAPHO症候群には、慢性再発性多発性骨髄炎も含まれます。原因はまだ不明ですが、生命を脅かすことはほとんどありません。関節や骨の症状としては、胸鎖関節の炎症や異常骨化、脊椎や仙腸関節の炎症、膝や鎖骨の関節炎などが見られます。皮膚症状としては、掌蹠膿疱症や重症のざ瘡が一般的です。
主な症状
SAPHO症候群では、関節や骨、皮膚にさまざまな症状が現れます。特に前胸部の痛みや腫れがよく見られます。症状は個人によって異なり、骨や関節の症状と皮膚の症状がどちらが先に現れるかは様々です。症状は寛解と増悪を繰り返すことが特徴で、そのサイクルは数日から数年にわたることがあります。
原因
SAPHO症候群の原因ははっきりとは分かっていませんが、遺伝的要因や細菌感染、アレルギー、自己免疫反応などが関与している可能性があります。特に扁桃炎や歯周炎などの病巣感染が注目されており、これらの治療が症状の改善に寄与することが報告されています。
検査と診断
検査
SAPHO症候群の診断には、特徴的な臨床症状の確認と画像検査が重要です。X線検査やCT、MRI、骨シンチグラフィーなどが用いられ、骨の炎症や異常な骨化、関節の変化が観察されます。特に骨シンチグラフィーでは、胸の中央にある胸骨とその両側の鎖骨の炎症が特徴的に見えることがあります。診断には複数の診療科の医師が協力することもあります。
治療
治療
現在、SAPHO症候群の治療法は確立されていませんが、対症療法が基本です。生活指導や病巣感染の治療が優先され、痛みの管理には非ステロイド性抗炎症薬が一般的に使用されます。痛みが強い場合には、ステロイドや抗リウマチ薬が用いられることもあります。症状をうまくコントロールすることで、生活の質の改善が期待できます。
リウマチ・膠原病内科で扱うほかの病気
出典
参考: Medical Note(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。