病気の解説
淋菌感染症
受診の目安
淋菌感染症では、男性は尿道の不快感や排尿時の痛み、陰茎からの膿、頻繁な尿意、陰茎の先端の赤い腫れなどがみられることがあります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、感染症内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
淋菌感染症は、主に感染した部位に症状が現れることが多い病気です。男性では尿道の不快感や排尿時痛、尿からの膿、陰茎の開口部の赤みなどが起こることがあります。陰茎の付近の痛みや腫れ、睾丸上部の腫れがある場合もあります。女性では多くは自覚症状がありませんが、陰部の違和感などが現れることもあります。感染後はおおむね数日から2週間程度で症状が出ることがあります。感染が血流に乗ると、皮膚や関節へ広がる場合があります。
主な症状
男女とも、最初に感染した部位に症状が現れることが多いです。男性は尿道の不快感や排尿時の痛み、陰茎からの膿、頻繁な尿意、陰茎の先端の赤い腫れなどがみられることがあります。精巣上体まで広がると、陰嚢の痛みを伴うことがあります。女性は多くの場合自覚症状がなく、検査で見つかることが多いです。症状は感染後おおむね10日程度で現れることがあります。
検査と診断
診断
診断には、子宮頸部・膣・陰茎・のど・直腸などの分泌物や尿のサンプルを使う核酸増幅検査NAATが一般的です。状況によっては尿道・子宮頸部・直腸・関節・血液の培養検査を行うこともあります。NAATは淋菌とクラミジアの遺伝子を検出する高い感度を持ち、1つのサンプルで両方を検査できることが多いです。検査は症状がある人だけでなく、検査機会を活用してスクリーニングする場合にも使われます。
治療
治療
治療には抗菌薬を用います。セフトリアキソンを筋肉内に1回投与します。妊婦にも同じ薬で治療します。アレルギーがある場合は別の抗菌薬を用います。血流に乗って全身に広がっている場合は入院して静脈内投与を行い、関節に貯留した液体を排出することがあります。症状が再発したり改善しない場合は培養検査を再度行い治癒を確認したり、耐性の有無を調べたりします。淋病とクラミジアを併発している可能性がある場合はセフトリアキソンでクラミジアも治療します。治療が終わるまでは性行為を控えることが推奨されます。
経過と生活
予防
予防には、安全な性行為の習慣を心がけることが大切です。コンドームを適切に使用する、パートナーを減らす・互いに1人のパートナーにする、感染者の接触についてカウンセリングや治療を行うなどが挙げられます。性感染症の迅速な診断と治療も感染拡大を防ぐ上で役立ちます。
淋菌感染症と関係する症状
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出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。