病気の解説

神経芽腫

まず相談する診療科小児科
この解説の項目6項目

受診の目安

神経芽腫では、腫瘍ができた部位や転移の有無によって異なります。こうした症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、小児科を受診してください。

基本

概要

神経芽腫は、主に小児に見られるがんの一種で、神経系の細胞から発生します。特に、腹部や胸部、首などの部位にできることが多く、転移することもあります。

主な症状

神経芽腫の症状は、腫瘍ができた部位や転移の有無によって異なります。腹部にできた場合は、お腹が大きくなったり、張った感じ、食欲不振、腹痛が見られることがあります。胸部や首にできた場合は、せきや呼吸困難が起こることがあります。骨に転移すると骨痛が現れ、血液の成分が減少することで疲労感や皮膚のあざができやすくなることもあります。皮膚や脊髄に転移した場合は、それぞれしこりや運動障害が見られることがあります。

検査と診断

診断

神経芽腫の診断には、CTやMRI検査、生検が用いられます。出生前には超音波検査で発見されることもあります。出生後は、腫瘍が大きくなると医師が触診でしこりを感じることがあります。腫瘍が疑われる場合は、CTやMRIでの検査が行われ、必要に応じて生検や尿検査も実施されます。

治療

治療

神経芽腫の治療は、リスク分類に基づいて行われます。低リスクの場合は手術で切除できることが多いですが、中リスクや高リスクの場合は化学療法や放射線療法、造血幹細胞移植が行われることがあります。高リスクの小児には免疫療法も用いられ、がんに対する免疫系の働きを活性化させます。

経過と生活

経過・予後

神経芽腫の予後は、診断時の年齢や腫瘍の広がり、腫瘍の特性によって異なります。転移がない年少の小児では予後が良好で、低リスクや中リスクの小児の生存率は高いです。高リスクの小児の生存率は改善されてきており、現在では50%を超えることもあります。

小児科で扱うほかの病気

出典

参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。