病気の解説
筋性斜頸
受診の目安
筋性斜頸では、生後1か月頃に首の傾きとしこりが現れることが多く、通常は片側のみに症状が出ます。こうした症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、整形外科を受診してください。市販薬などで改善しないときも相談の目安です。
基本
概要
筋性斜頸は、耳の後ろにある胸鎖乳突筋が硬くなってしまうため、首が傾いた状態になる病気です。多くは生後1か月頃に首の傾きやしこりが見つかり、出産時のトラブルが関係していると考えられています。通常は痛みを伴わず、傾いた側へ首を向ける練習を重ねることで多くは1歳までに自然に改善します。長く続くと顔の非対称や肩こりの原因になることがあり、3歳を過ぎても改善しない場合は手術を検討します。
主な症状
生後1か月頃に首の傾きとしこりが現れることが多く、通常は片側のみに症状が出ます。痛みは一般的には伴いません。首を傾いた側とは反対方向に動かそうとする動機づけが強くなることがあります。多くは1歳までに自然と改善します。
原因
筋性斜頸は、耳の後ろの乳様突起と鎖骨・胸骨をつなぐ胸鎖乳突筋が過度にダメージを受けて拘縮することで発生すると考えられています。妊娠中や分娩時のトラブルによって筋肉が傷つくことが原因とされ、吸引分娠や逆子なども関連する可能性がありますが、はっきりした原因は明らかになっていません。
検査と診断
検査
首の傾きや胸鎖乳突筋のしこりの有無を触診して疑いを確認します。さらに、筋肉の太さの左右差やしこりの有無を確かめるために超音波検査が行われることが一般的です。必要に応じて、首の骨の異常や中耳炎・扁桃炎など他の原因を探るためにX線検査やCT検査が行われることがあります。
治療
治療
多くは特別な治療をしなくても、首が傾いた側へ向かせる練習を繰り返すことで改善します。例えば、傾いた側に興味を引くおもちゃを置くなどして首を動かす機会を増やします。傾きが治らない場合には、顔の非対称や肩こりの原因となることがあるため、硬くなった筋肉を切る手術が検討され、3歳以降で就学前に行われることが多いです。
経過と生活
予防
妊娠中や分娩時のトラブルによって筋肉が傷つくことが原因とされるため、発症を予防する確立した方法は示されていません。斜頸が疑われる場合は放置せず、医師の診断を受け、傾きを治す練習などの対策を行うことが推奨されています。
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出典
参考: Medical Note(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。