病気の解説

耳下腺炎

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受診の目安

耳下腺炎では、耳の下の腫れや痛みが主な症状です。こうした症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、耳鼻咽喉科を受診してください。市販薬などで改善しないときも相談の目安です。

基本

概要

耳下腺炎は、耳の前からあごの下にかけての部分が腫れて痛む病気です。腫れの原因にはウイルスや細菌などがあり、熱が出ることや痛みを伴うことがあります。繰り返し起こる場合は全身の病気が隠れている可能性があり、他の科の専門家と協力して原因を探ることもあります。耳の下に腫れや痛みを感じたら、まず医療機関に相談することが大切です。

主な症状

耳下腺炎では、耳の下の腫れや痛みが主な症状です。原因によって現れ方が少し違います。流行性耳下腺炎では腫れと痛み、熱やのどの痛みが起こりやすいです。反復性耳下腺炎は腫れを何度も繰り返すことが特徴で、熱は出ないことも多いです。急性化膿性耳下腺炎では強い痛みと硬い腫れ、皮膚の赤み、高熱が見られることがあります。唾石症では食事のたびに腫れと痛みが繰り返されます。

原因

耳下腺炎の原因は主にウイルス性と細菌性の感染です。ムンプスウイルスが流行性耳下腺炎の主な原因で、他のウイルスも繰り返す原因となることがあります。細菌性は口の中の細菌が耳下腺に入って起こることがあります。原因以外には唾石症や自己免疫疾患(例:シェーグレン症候群)なども関係することがあります。特に子どもの場合、繰り返し腫れる原因として免疫の問題が関係することがあるとされています。

病態

耳下腺炎は腫れや痛みの原因となる腺の炎症です。ウイルスや細菌の感染が腺を刺激して腫れが生じます。唾液腺の出口を塞ぐ唾石があると腫れが続くことがあります。自己免疫が関与する場合もあり、体の免疫が唾液腺を攻撃してしまうことがあります。

リスク因子

繰り返し耳下腺炎を起こす子どもは、原因を詳しく調べる必要があるとされています。特にお子さんでは免疫の異常やシェーグレン症候群のサインが潜んでいる場合があるため、専門医の協力が勧められます。

検査と診断

検査

診断の第一歩は問診と腫れている部分の触診です。その後、血液検査で炎症の程度や唾液腺のダメージ、抗体の有無を調べることがあります。超音波やCTで腺の中を画像で確認し、唾石の有無を調べます。繰り返す場合には唾液腺内視鏡検査という細いカメラで腺の中を直接観察する検査が行われ、原因の特定や治療方針の決定に役立つことがあります。

治療

治療

治療は原因によって異なります。ウイルスが原因の場合は解熱鎮痛剤などで症状を和らげ、水分を多く取り安静にします。細菌が原因の場合は抗菌薬を使います。唾石が原因の場合は自然に出るのを待つことがあり、続く場合には手術で石を取り出すことがあります。繰り返す場合には唾液腺内視鏡を用いる治療が検討され、診断と同時に治療を行うことがあります。

使われる薬

ウイルスが原因の際には特定の薬はなく、解熱鎮痛剤の利用が中心です。細菌が原因の際には抗菌薬が使われます。痛みが強い場合には痛み止めも併用します。

経過と生活

経過・予後

繰り返す耳下腺炎では原因を詳しく調べ、適切な治療を行うことが大切です。唾液腺内視鏡による治療が改善につながるケースも報告されています。

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出典

参考: 耳下腺炎の症状・原因・治療法|ピースクリニック(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。