病気の解説
脊髄性筋萎縮症
別名:ウェルドニッヒ・ホフマン病、クーゲルベルグ・ヴェランダー病、脊髄筋萎縮症
受診の目安
脊髄性筋萎縮症では、脊髄性筋萎縮症I型では、生後数日以内に筋力低下が明らかになり、最終的には呼吸が困難になります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、脳神経内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
脊髄性筋萎縮症は、筋肉の力が弱くなる遺伝性の病気です。主に乳児や小児期に症状が現れ、筋力低下や筋肉の萎縮が見られます。最重症の脊髄性筋萎縮症0型は、胎児の段階から影響が始まり、出生後すぐに重度の筋力低下が見られます。その他の型でも、筋力低下が生後数ヶ月から数年の間に進行し、呼吸困難やその他の合併症を引き起こすことがあります。
主な症状
脊髄性筋萎縮症の症状は、型によって異なります。脊髄性筋萎縮症0型では、出生前から筋力の低下が見られ、出生後には重度の筋力低下や筋緊張の欠如が現れます。脊髄性筋萎縮症I型では、生後数日以内に筋力低下が明らかになり、最終的には呼吸が困難になります。脊髄性筋萎縮症II型では、生後3~15カ月の間に筋力低下が起こります。
検査と診断
診断
脊髄性筋萎縮症の診断は、医師による評価や筋電図検査、神経伝導検査、血液検査によって行われます。特に血液検査では、約95%の患者で特定の遺伝子異常が検出されます。また、家族歴も診断の手がかりとなります。場合によっては筋肉の生検が行われることもあります。
治療
治療
脊髄性筋萎縮症には根治的な治療法はありませんが、理学療法や作業療法が役立つことがあります。これにより、日常生活の動作を支援するための補助具が提供されることがあります。また、ヌシネルセンという薬が筋肉の動きを改善し、身体障害の発生や死亡を遅らせる可能性があります。ヌシネルセンは脊髄周囲に注射され、定期的に投与されます。
脳神経内科で扱うほかの病気
出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。