Mayerのhematoxylin液に含まれないのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第66回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
Mayerのヘマトキシリン液は、主にヘマトキシリン、ヨウ素酸ナトリウム(酸化剤)、硫酸アルミニウムカリウム(媒染剤)、結晶クエン酸(pH調整)、抱水クロラール(溶解補助・防腐)で構成されます。グリセリンは一般的に含まれません。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。Mayerのヘマトキシリン液の一般的な構成成分は、ヘマトキシリン、ヨウ素酸ナトリウム(酸化剤)、硫酸アルミニウムカリウム(媒染剤)、結晶クエン酸(pH調整)、抱水クロラール(保存・溶解補助)です。グリセリンは通常含まれません。正しくは:Mayerのヘマトキシリン液には、ヘマトキシリン、ヨウ素酸ナトリウム、硫酸アルミニウムカリウム、結晶クエン酸、抱水クロラールが含まれます。グリセリンは含まれません。選びやすい理由:ヘマトキシリン液には様々な種類があり、その中にはグリセリンを含むもの(例: Harrisヘマトキシリンの一部調整法)もあるため、混同しやすいかもしれません。混同注意:他の種類のヘマトキシリン液の成分や、他の組織染色液の成分と混同しやすいです。
- 2. 結晶クエン酸はMayerのヘマトキシリン液に含まれる成分で、pH調整剤として働き、染色の特異性や安定性を保ちます。
- 3. 抱水クロラールはMayerのヘマトキシリン液に含まれる成分で、溶解補助剤およびカビの発生を抑える防腐剤として機能します。
- 4. ヨウ素酸ナトリウムはMayerのヘマトキシリン液に含まれる成分で、ヘマトキシリンを酸化してヘマテインにする、いわゆる「熟成」を促進する酸化剤です。混同注意:自然熟成させるヘマトキシリン液と、化学的に熟成させるヘマトキシリン液の区別が曖昧な場合、その役割を誤解する可能性があります。
- 5. 硫酸アルミニウムカリウムはMayerのヘマトキシリン液に含まれる成分で、ヘマテインを組織に結合させるための媒染剤(ミョウバン)として非常に重要です。混同注意:他の金属塩(例: 塩化第二鉄、リンタングステン酸など)を媒染剤として使うヘマトキシリン液と混同しやすいかもしれません。
国試ポイント
組織学染色におけるMayerのヘマトキシリン液の正確な成分知識が問われています。特に、各成分の役割を理解しているかどうかが重要です。
混同注意
他の種類のヘマトキシリン液(例: Harris, Weigert, Delafieldなど)の成分や、それぞれの液での成分の役割の違いと混同しやすいです。特に、熟成方法(自然熟成 vs 化学熟成)や媒染剤の種類によって成分が異なる点を把握しておく必要があります。
次に同じ論点が出たら
今後同様の問題が出た場合、主要なヘマトキシリン液の種類ごとの具体的な成分と、それぞれの成分が染色のどのステップで、どのような役割を果たしているかを正確に判別できるかを確認します。また、含まれない成分についても、なぜ含まれないのか、他のどのような染色液に含まれるのかを理解しているかを問うでしょう。
関連知識
ヘマトキシリン染色の原理(ヘマトキシリンがヘマテインに酸化され、媒染剤と結合して色素レーキを形成し、細胞核のDNAやRNAのリン酸基と結合する)、各成分の具体的な役割(酸化剤、媒染剤、pH調整剤、溶解補助剤、防腐剤)。