Miller & Jones(喀痰の肉眼的品質評価)分類で、膿性部分が1/2の痰の分類はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第68回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
Miller & Jonesの喀痰肉眼的品質評価分類において、P2は膿性部分が全量の1/3以上2/3未満の痰を指します。膿性部分が1/2である場合、この範囲に該当するためP2が正解となります。P1は1/3未満、P3は2/3以上が膿性部分の場合に分類されます。
選択肢ごとの解説
- 1. M1は粘液性(Mucoid)の痰で、膿性成分を含まないか、ごくわずかである。正しくは:M1は非膿性痰、または軽度の膿性成分を持つ痰を指す。選びやすい理由:M分類とP分類の区別が曖昧だと間違えやすい。混同注意:Mは粘液性(Mucoid)、Pは膿性(Purulent)を示す。
- 2. M2も粘液性の痰であり、膿性成分の割合が1/2には該当しない。正しくは:M2は比較的粘液性が強い痰を示す。選びやすい理由:M分類とP分類の境界が理解できていない場合に誤解が生じる。混同注意:M分類は主に粘液性を、P分類は膿性を評価する。
- 3. P1は膿性成分が痰全体の1/3未満の場合に用いられる分類である。正しくは:膿性成分が1/3未満の痰がP1に分類される。選びやすい理由:P分類の数値と膿性成分の割合の対応を混同しやすい。混同注意:P分類の数字は膿性成分の割合を示すが、その具体的な区分を覚える必要がある。
- 4. 正解。Miller & Jonesの分類では、痰の膿性成分が全量の1/3以上2/3未満(すなわち約1/2を含む)の場合にP2と分類される。正しくは:P2は膿性成分が全体の1/3以上2/3未満の痰を指す。選びやすい理由:P1, P2, P3の割合の境界を正確に覚えていないと、P1やP3と間違える可能性がある。混同注意:各P分類が示す膿性成分の割合の範囲を正確に理解しておく必要がある。
- 5. P3は膿性成分が痰全体の2/3以上を占める場合に用いられる分類である。正しくは:膿性成分が2/3以上の痰がP3に分類される。選びやすい理由:膿性成分が多い場合に漠然とP3を選んでしまいがちだが、正確な割合を問われている。混同注意:P3は最も膿性が強い痰の状態を示す。
国試ポイント
Miller & Jonesの喀痰分類における、各分類(M1, M2, P1, P2, P3)と膿性成分の割合との正確な対応を理解しているかが問われる。特にP分類の各段階における膿性成分の割合の境界を明確に記憶しておく必要がある。
混同注意
P1、P2、P3それぞれの膿性成分の割合の区切り(1/3、2/3)が混同しやすい。また、M分類とP分類の基本的な違いも理解しておく必要がある。
次に同じ論点が出たら
この分類に基づいて、喀痰のグラム染色や培養検査、あるいは喀痰細胞診の必要性を判断する。
関連知識
喀痰の肉眼的性状分類には、Miller & Jones分類の他に、国際的なCOPDの臨床研究で用いられるMRC分類などがある。喀痰の性状評価は、呼吸器疾患の診断や治療効果判定に重要な情報となる。膿性痰は細菌感染を示唆する。