顔面神経の起始部はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第63回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
顔面神経(第VII脳神経)の起始核は橋に存在し、橋延髄溝から脳の外に出ます。脳神経の起始部はそれぞれ特定の脳部位と対応しているため、正確な知識が必要です。
選択肢ごとの解説
- 1. 大脳は思考や運動、感覚を司る脳の主要部分ですが、脳神経の起始部としては顔面神経に該当しません。正しくは:顔面神経の起始部は橋です。選びやすい理由:脳全体の機能に関わるため、脳神経の起始部として漠然と連想される可能性があります。混同注意:他の高次脳機能や、嗅神経・視神経といった一部の脳神経の発生源と混同されることがあります。
- 2. 中脳は脳幹の一部で、動眼神経や滑車神経の起始部となりますが、顔面神経の起始部ではありません。正しくは:顔面神経の起始部は橋です。選びやすい理由:脳幹の一部であるため、他の脳神経の起始部と混同しやすいです。混同注意:動眼神経(Ⅲ)や滑車神経(Ⅳ)の起始部と混同しやすいです。
- 3. 正解。顔面神経(第VII脳神経)は、脳幹の中央部に位置する橋(きょう)から起始します。橋延髄溝から出るのが特徴です。正しくは:正解です。選びやすい理由:該当する選択肢であるため。
- 4. 延髄は脳幹の最下部に位置し、舌咽神経、迷走神経、副神経、舌下神経などの起始部となりますが、顔面神経の起始部ではありません。正しくは:顔面神経の起始部は橋です。選びやすい理由:脳幹の一部であるため、他の脳神経の起始部と混同しやすいです。混同注意:舌咽神経(IX)、迷走神経(X)、副神経(XI)、舌下神経(XII)の起始部と混同しやすいです。
- 5. 小脳は平衡感覚や運動協調を司る部位であり、脳神経そのものの起始部ではありません。正しくは:顔面神経の起始部は橋です。選びやすい理由:脳の一部であるため、漠然と脳神経の起始部と関連付けられる可能性があります。混同注意:脳の構造の一部として挙げられるため、他の脳部位と混同されることがあります。
国試ポイント
脳神経の番号と名称、およびその起始部(脳幹のどの部位から出るか)は、解剖学の基本的な知識として頻繁に問われます。特に顔面神経は重要な神経の一つであり、その起始部を正確に覚えているかが問われます。
混同注意
脳幹を構成する中脳、橋、延髄の各部位から起始する脳神経の種類は、それぞれ異なるため混同しやすいです。例えば、動眼神経・滑車神経(中脳)、三叉神経・外転神経・顔面神経・内耳神経(橋)、舌咽神経・迷走神経・副神経・舌下神経(延髄)など。
次に同じ論点が出たら
この問題で誤答した場合は、まず脳神経の番号と名称を正確に覚えているかを確認します。次に、それぞれの脳神経が脳幹のどの部分(中脳、橋、延髄)から起始するかを一覧で確認し、正確な知識を定着させる必要があります。また、それぞれの脳神経の主要な機能も合わせて学習することが重要です。
関連知識
脳神経は全部で12対あり、それぞれ異なる機能と起始部を持っています。嗅神経(I)と視神経(II)は大脳・間脳から起始し、残りの10対は脳幹(中脳、橋、延髄)から起始します。顔面神経は顔の表情筋の運動、涙腺・唾液腺の分泌、舌前2/3の味覚に関与します。