平成25年(2013年)国民生活基礎調査において65歳以上男性の要介護者等で介護が必要となった主な原因のうち最も多いのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第63回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
2013年(平成25年)の国民生活基礎調査における要介護者等の介護が必要となった主な原因を見ると、65歳以上の男性では「脳血管疾患」が最も高い割合を占めています。脳卒中などが原因で身体に麻痺が残り、日常生活動作に支障をきたし、介護が必要となるケースが多いです。
選択肢ごとの解説
- 1. 心臓病も要介護の原因となり得ますが、2013年時点の65歳以上の男性においては、脳血管疾患が最も多い原因でした。正しくは:この調査では、心臓病は脳血管疾患よりも要介護原因の割合が低い。選びやすい理由:高齢者に多い疾患であるため、要介護の原因としても多いと誤解しやすい。混同注意:脳血管疾患と混同しやすいが、直接的な要介護原因としては脳血管疾患の方が割合が高い。
- 2. 認知症は要介護の大きな原因ですが、2013年の国民生活基礎調査では、65歳以上の男性において脳血管疾患の方が最も多い原因でした。正しくは:認知症は要介護原因の上位ですが、65歳以上の男性では脳血管疾患が最多です。選びやすい理由:認知症は高齢者の要介護状態と強く結びつくため、最も多い原因だと考えやすい。混同注意:脳血管疾患後の高次脳機能障害による認知症と混同しやすいが、原因疾患としては脳血管疾患が上位。
- 3. 正解。2013年の国民生活基礎調査では、65歳以上の男性において、脳血管疾患(脳卒中など)が要介護状態となる主要な原因として最も多く報告されています。これにより身体機能が低下し、介護が必要となるケースが多いです。
- 4. 骨折や転倒も要介護の原因となりますが、2013年時点の65歳以上の男性では、脳血管疾患の方が最も多い原因でした。特に女性に多い傾向があります。正しくは:骨折・転倒は要介護原因の上位ですが、65歳以上の男性においては脳血管疾患が最多です。選びやすい理由:高齢者の転倒による骨折はQOLを著しく低下させるため、主要な原因だと考えやすい。混同注意:女性の要介護原因としては上位ですが、男性の最多原因ではない。
- 5. 高齢による衰弱(フレイル)も要介護の原因ですが、2013年の調査では、65歳以上の男性の最多原因は脳血管疾患でした。正しくは:加齢による衰弱は要介護原因の一つですが、65歳以上の男性では脳血管疾患が最多です。選びやすい理由:高齢になれば誰にでも起こりうる現象であり、漠然と「加齢だから」と選びやすい。混同注意:特定の疾患ではなく全身状態の低下を指すため、他の明確な疾患と原因の優先順位を混同しやすい。
国試ポイント
国民生活基礎調査における要介護原因の統計データを正確に把握しているか、特に性別・年代別の違いも意識しているかが問われています。具体的な疾患名や原因の割合を暗記するだけでなく、その背景にある社会状況や医療の進展なども理解しておくことが重要です。
混同注意
脳血管疾患、認知症、心疾患、骨折・転倒、高齢による衰弱はすべて要介護の原因となり得るため、それぞれの統計上の割合を混同しやすい。特に、性別や年齢層によって原因の順位が変動することに注意が必要。
次に同じ論点が出たら
同様の論点が出題された場合、最新の国民生活基礎調査における要介護原因の統計、特に男女別・年齢階級別の主要な原因と、それらの経年変化に注目して解答します。
関連知識
国民生活基礎調査は、日本の保健・医療・福祉に関する基礎的な情報を得るための重要な統計調査です。要介護の原因だけでなく、世帯構造、健康状態、所得など多岐にわたるデータが収集されており、介護保険制度や地域包括ケアシステムの基盤となる政策立案に活用されています。特に、要介護の原因については、時代の変化とともに順位が変動する傾向があるため、最新の統計データにも常に注意を払う必要があります。