2022年(令和4年)の国民生活基礎調査で、有訴者率が男女とも第1位だった症状はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第72回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
厚生労働省の令和4年度国民生活基礎調査報告によると、性別を問わず有訴者率(病気やけがなどで自覚症状のある者の割合)が最も高かった症状は「腰痛」です。これは調査発表時の主要なトピックであり、広く知られています。
選択肢ごとの解説
- 1. 国民生活基礎調査において、頭痛は男女ともに上位に挙げられる症状ではありますが、令和4年度の調査では男女合わせた有訴者率の第1位ではありませんでした。特に男性では腰痛、肩こりの後に続きます。正しくは:令和4年度国民生活基礎調査で男女とも第1位の症状は腰痛です。頭痛は女性で上位ですが、男女合計では腰痛が1位です。選びやすい理由:頭痛は非常に一般的な症状であり、多くの人が経験するため、上位にランクインしていると想像しやすいです。特に女性では上位に位置します。混同注意:肩こりや関節痛といった、他の日常生活で頻繁に聞かれる症状と混同しやすいです。また、男女別のランキング上位と混同する可能性もあります。
- 2. 頻尿は年齢とともに増加する傾向にある症状ですが、令和4年度の国民生活基礎調査において、男女合わせた有訴者率の第1位ではありません。正しくは:令和4年度国民生活基礎調査で男女とも第1位の症状は腰痛です。頻尿は高齢者に多く見られるものの、全体での有訴者率のトップではありません。選びやすい理由:高齢化社会の進展に伴い、頻尿のような症状への関心が高まっているため、有訴者率が高いと考える人もいるかもしれません。混同注意:年齢層別の有訴者率と全体での有訴者率を混同する可能性があります。特定の年齢層や性別では上位になることがありますが、全体での1位ではありません。
- 3. 正解。厚生労働省が公表した令和4年度(2022年)国民生活基礎調査の結果によると、自覚症状の有訴者率において、男女ともに「腰痛」が第1位でした。男性では腰痛、肩こり、鼻づまりの順、女性では肩こり、腰痛、手足の関節痛の順に高く、全体では男女ともに腰痛が最も多く報告されています。正しくは:この選択肢は正しい記述です。選びやすい理由:これは正答です。混同注意:腰痛は、特に中高年層において高い有訴者率を示すことで知られており、正しい選択肢として認識しやすいです。ただし、女性に多い肩こりと混同して選んでしまう可能性はあります。
- 4. 鼻づまりはアレルギー性鼻炎などで悩む人が多い症状ですが、令和4年度の国民生活基礎調査において、男女合わせた有訴者率の第1位ではありません。男性の自覚症状としては3位にランクインしていますが、男女全体での1位ではありません。正しくは:令和4年度国民生活基礎調査で男女とも第1位の症状は腰痛です。鼻づまりは男性では上位ですが、女性ではそれほど高くなく、男女全体での1位ではありません。選びやすい理由:花粉症などの季節性アレルギーによって多くの人が鼻づまりを経験するため、高い有訴者率を想像しやすいです。混同注意:男性の自覚症状ランキング上位(3位)にあるため、男女全体での1位と勘違いしやすいです。季節性のアレルギー症状と慢性的な症状の区別が曖昧になることも原因です。
- 5. 目のかすみは特に高齢者に多く見られる症状ですが、令和4年度の国民生活基礎調査において、男女合わせた有訴者率の第1位ではありません。正しくは:令和4年度国民生活基礎調査で男女とも第1位の症状は腰痛です。目のかすみは加齢に伴う症状であり、全体での有訴者率のトップではありません。選びやすい理由:スマートフォンの普及などにより目の疲れを訴える人が増えているため、目のかすみの有訴者率が高いと誤解する可能性があります。混同注意:目の疲労や視力低下といった他の眼科系症状と混同しやすいです。また、特定の年齢層で高い有訴者率を示す症状と、全体での有訴者率を混同する可能性もあります。
国試ポイント
臨床検査技師国家試験では、国民の健康状態や医療を取り巻く社会情勢に関する基本的な知識が問われることがあります。国民生活基礎調査のような公的な統計データから、国民の主な健康課題(有訴者率が高い症状、受療率が高い疾患など)を把握しているかが試されます。特に、男女ともに上位に来るような普遍的な症状は出題されやすい傾向にあります。
混同注意
「肩こり」や「頭痛」も有訴者率が高い症状として知られており、これらが上位に来るものと誤解しやすいです。特に女性では肩こりが腰痛よりも上位に位置するため、性別ごとの詳細な順位と全体での順位を混同しないよう注意が必要です。
次に同じ論点が出たら
今後同様の問題が出題された場合、最新の国民生活基礎調査(または関連する公的統計調査)の結果において、以下の点を確認することが重要です。1. 男女ともに有訴者率が高い症状のトップ3〜5。2. 男女別での有訴者率が高い症状のトップ3〜5。3. 受療率が高い疾患のトップ。これらの基本的な統計情報を定期的に確認する習慣をつけましょう。
関連知識
国民生活基礎調査は、厚生労働省が国民の保健、医療、福祉、年金、所得などの実態を把握するために実施する大規模な調査です。この調査からは有訴者率の他に、受療率(医療機関にかかる者の割合)、健康状態、世帯構成なども明らかになります。有訴者率で男女ともに第1位は「腰痛」ですが、男性の第2位は「肩こり」、女性の第1位は「肩こり」という点も重要です。過去の調査年次によって順位が変動することもあるため、最新の調査結果を確認することが肝要です。